学生の頃に大変お世話になっていた兄貴分のような人がおりまして、不義理というか大変ご無沙汰していて、10年ぶりぐらいに連絡を取って会いに行ったときのこと。
バタバタで2時間ぐらいしか話せませんでしたが、その短い時間で色んな話を聞きました。
当時その人のアパートの部屋には、同世代の色んな人が入れ替わり立ち替わり出入りしていて、大学や職歴、住んでいる場所、普段属しているコミュニティが本当に多種多様。
私も毎日のように遊びに行っていたのですが、聞いて驚いたのは、あのとき一緒につるんでいた人達や、時期を前後して出入りしていた人達が、今はもの凄い活躍をしてるんですよねー。
分かっているだけでも、
◯ 100万部以上の大ベストセラーを書いた作家
◯ 超有名アーティストのPV制作してる会社の社長
◯ ある分野の若手オピニオンリーダーである大学教授
◯ 超有名お笑い芸人
などなど。
「ぃええぇ!?あ、あの人が!!」
と何回も叫んでしまいました(笑)
普通にウィニングイレブンとかして、遊んでましたがな。全然、気付かなかった。
というかですね。
もう感覚としたら、
10年あったら何にでもなれるわ
そんな感じです。
いや別に、
「あの頃一緒に遊んでいた俺、スゴイやろ?」
みたいなことを言いたいわけではありません(笑)
ただ、昔の姿を知っているだけに、10年あまりでここまで変われるのか、到達できるのか、という感覚を持てることがとても貴重だなぁと思いました。
でも、この感覚ってとても大事ですよね。
スポーツの記録でよくあるのが、
「誰もが限界だと思っていた記録も、誰か一人に塗り替えられた途端に、雪崩のようにみんながその新記録を出し始める」こと。
有名なのが、1マイル4分の壁。
エベレスト登頂より難しく、人間には不可能というのが世界の常識だった、37年間も破られなかった記録が、破られた時から1年の間に23人もの選手が4分を超える記録を出したそうです。
ロジャー・バニスター – Wikipedia
Roger Bannister / shalbs
こういうことって日常的にもよくあります。
あいつで出来るんだったら、俺でも出来るんじゃ?
っていう感覚。
もちろん彼ら彼女らの活躍は、この10年あまりの研鑽のたまもの。
自分にとっては、何の関係もありません。
しかし無意識に自分が持ってしまっていた心理的な壁を取っ払うことで、今まで絶対に無理だと思っていたことも、実現できるかも知れません。
もしくは、想像すらしていなかった高みへも。
そういう意味で、自分が普段属しているコミュニティって本当に大事です。
個々人がそれぞれの領域で壁をぶち壊し合う刺激的な関係なのか、
現状に安穏として、壁の下で慰め合うような依存的な関係なのか、
一度意識してみても良いかも知れません。
自分の周りにいる人たちは、1マイル4分の壁を越えようとしている人たちなのか?
いわんや、自分をやですな。頑張らねば。
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