ちょっと思うことがあり、ピラティスを本格的に習おうかと考えておりまして、前回の体験レッスンのあと、今度はパーソナルトレーニングでがっつりカウンセリングしてもらいました。
↓前回の体験レッスンのお話はこちら。
ピラティスとブログの共通点。 | カジケンブログ
こういうものの常ではありますが、カウンセリングを受ける中で、
まずは「現状把握」として、体格、骨格、筋肉、柔軟性、動かし方の癖、手脚の長さや左右の違い、などなど多面的に身体の現状を診てもらったのち、
「ゴール」として、最終的にいつまでにどういう自分になっていたいのか、を明確にし、
それと自分の現状とを照らし合わせ、どうすれば最短でそこに到達できるのか、を「計画」していくわけですね。
具体的には大枠で期限を決め、短中長期の目標とそれぞれの期間でやるべきことをざくっとではあるけれど決めていく。
↓そういえば以前、筋トレと語学学習についても同じようなことを書きました。
筋トレにあって、語学学習には無いもの。 | カジケンブログ
身体(現状)が全く同じという人はおらず、人によって大なり小なり違っている。そして目指すもの(ゴール)も、もちろん人によって違っている。
この
「現状」 x 「ゴール」
の多様さが掛け算として組み合わさると、そこから導き出されるその人なりの「やるべきこと」って、それこそ人それぞれで、千差万別。
私も今回のカウンセリングの中で、今の私に最適なやるべきことを個別に指導してもらいました。
同じ人が二人といないように、人は当たり前ですけど、それぞれ違うわけで。
だからこそ、自分に合ったやり方や、また順番というのがとても大事と言えます。

Lego People / Joe Shlabotnik
とはいえ。
体系化が進んでいる分野だと、こういう場合はこうする、という「現状」 x 「ゴール」の組み合わせに対する回答(やり方)がある意味確立しているのですが、そうでない分野になると急に話がいい加減になることが結構多かったりします。
たとえば私が(一部を除き)ビジネス書の類をほとんど読まなくなった理由の一つがこれです。もうあらゆる人があらゆることを言っていて、それぞれ食い違ったりしているわけです。例えば身近な話で例えるなら、日々の行動規範であっても、
メモを取れ!と言う人がいれば、
いや、メモは取るな!と言う人がおり。
メールは即レスだ!と言う人がいれば、
いや、メールはためて返信の時間を一日の中で決めておけ!という人がおり。
まー、こんな類のことは、いくらでもありますよね。
特に、経営者などの世間的には成功したとみなされる人の自伝的なものになると、それはもう人によって後進へのアドバイスが食い違いまくっています。
しかも、「オレの話を聞け!」的に自分の話が絶対正しい!的な物言いをされる方、結構いらっしゃるので、自信たっぷりに言われるとどれを信じて良いか迷いますよね・・・
結局それらはあくまでその人の人生において起きたものであり、サンプル数がごくごく限られること。またその人のステージと自分のステージの違いもあること。そして、一番大事なことは、その人の特徴、性格、価値観が自分とは全く違うかも知れないということを、ついつい忘れがちになります。
内向的 or 外交的
繊細 or 豪快
完璧主義 or 現実主義
理性派 or 感覚派
研究肌 or 実践派
・・・
内向的な人に外交的な人がアドバイスしても全く合わないのと同じで、自分が進めていることと正反対のことを言われると、やはり誰だって心がぶれそうになります。
ではどうすればよいか?
一番良いのは、それこそパーソナルトレーナーのように、自分よりも遥かに知見や経験を持っている方から個人的にアドバイスを頂くことでしょう。出来れば定期的に。(メンターという表現は私は何か恥ずかしくしっくりこないので、個人的には師匠という感覚ですが)
それが難しい場合は、ブログやソーシャルメディア(Twitter・Facebook)で自分の感性が合う人を探し、その人の言動をフォローし続けたり、またお会いできる機会があれば直接話を伺ったりする中で、自分なりの指針を見つけていくこと。
なんだか書いていて、あまりに当たり前のこと過ぎて恥ずかしいですが、自分が実践していく中で最終的に落ち着いたのはこの二つです。
結局一番よくないのは、フラフラと腰が浮いた状態で色んなことに手を出しては中途半端にやめてまた次のことに手を出すこと。
人はそれぞれ違うわけで、極端なことを言えば自分がやっていることと正反対のことをやっている(しかもそれでうまくいっている)人が世の中にはいたりする、と理解して、それでも愚直に自分のやっていることを信じて行動し続けることができるかどうか。
がんばりまっしょい。
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