筋トレにあって、語学学習には無いもの。

昔からずーーーっと疑問なのですが、理由が分からないのでちょっとブログに書いてみます。誰か教えて頂けるととても嬉しいです。(私が知らないだけかも?)

それは、語学学習(特に英語)について。

正直ここ10年ぐらいで、学習方法や教材は昔では考えられないぐらい(質・量・コスト面で)充実したと思います。

格安のSkype英会話もありますし、TEDなどの無料コンテンツも盛り沢山。

自分が高校生の頃はネットも携帯もなくて、彼女の家が山を超えた先にあるので(←電車もない田舎出身)、会いに行くのに峠道を自転車必死で漕ぎながら、English Journalとか聴いてコツコツ勉強してたなぁ(遠い目)

 

さて、と。

 

私も留学経験がない中で、外資系企業でシニアマネージャー(部長)をなんとか勤めたりしていたので、語学学習については自分なりに試行錯誤を続けて来ましたし今でも苦労しておりますが・・・

そんな中、自分なりに思うのは、

(ネイティブレベルを目指さなければ)語学学習と筋トレはかなり近いな、ということ。

どちらも才能はあまり関係ない。適切なトレーニングを一定量サボらず積み重ねれば、誰でもそれに見合った効果がある。

じゃあ、別にいいじゃん。最近教材もすごく充実してるし、何が問題なの?

教材は凄く大事なのですが、それは全体の中の一部にしか過ぎません。個人的に効果的な語学学習に必要なものは筋トレと同じく下記の4つかと思います。

◯目標と現状の把握

◯適切なトレーニング法の選択

◯適切な計画の立案と進捗管理

◯モチベーション管理

 




 

それぞれ英語学習においてよく見られるパターンを挙げてみます。

◯目標と現状の把握

英語で仕事ができるようになりたい。まずはTOEIC 800点目指す!ただいま500点。

 

◯適切なトレーニング法の選択

TOEICのテスト勉強&スカイプ英会話。

 

◯適切な計画の立案と進捗管理

上記テスト勉強とスカイプ英会話を毎日学習。1年後の試験に向けて頑張るぞ!

 

◯モチベーション管理

1週間に1回自分にご褒美をあげる。

 

人によって色々あるでしょうが、こういう人結構いると思います。

 

でもかなり多くの人が途中で挫折します。

なぜかというと、どれも学習者がほとんど独力で頑張らないといけないから。ただでさえ大人は時間がないのに、日々の効果も見えづらくて続かないんですよね。

これって個人的に思うのは本人が悪いわけでは全くなくて、みんな英語学習に対する素人だからだと思います。筋トレを独学で頑張ってるみたいなもの。

 

でもこれ、筋トレだとお金を払えば、

プロのパーソナルトレーナー

が全部一緒にやってくれます。

 

例えば英語学習でもしパーソナルトレーナーがいたら?ちょっと妄想してみます。

◯目標と現状の把握

大人は時間が限られます。だから無駄な単語や表現を覚えている暇は一切ありません。

限られたリソースを全て叩きこみ最短で目標を達成するためにも、目標自体を徹底的に具体的なものにすべき。

極端な話、例えば外国人の彼氏/彼女が創りたいというのが目標だったとして(例えばですよ)、アメリカ人かイギリス人か、留学生か社会人か、日本語できる人かそうでないか、誰を対象にするかで、それぞれ必要な単語、文章、覚えておくべき話題はかなり違うでしょう。

本人すら気づいてないような願望を引き出しながら、色んな質問や提案を投げ掛けコーチングしてくれることで、徹底的に具体的な目標を共に設定します。またそれに対しての今の現状がその目標に対してどれだけ乖離しているかを洗い出してくれます。

 

◯適切なトレーニング法の選択

上記目標と現状の差分で出てきたもの以外の無駄なもの(単語、文法、その他)は一切提案しません。目標に最短で期日通りに到達するために最適な学習法を組み合わせて提案してくれます。

 

◯適切な計画の立案と進捗管理

筋トレもそうですが、教室に行かない普段の日に如何にきちんとやるべきことを継続できるかが重要です。指示通りの食事を取り、適切な量のプロテインを摂取し、自宅での運動も欠かさず行なっていれば、週に2, 3度ジムに通うだけよりも、遥かに高い効果が得られるように、普段の生活の中でも実施できる学習計画を共に立案してくれます(単語や表現の記憶やロールプレイのひな形スクリプトなど)。

例えば既知の単語を増やそうと思えば、エビングハウスの忘却曲線を利用すれば、誰でも確実に増やせます。(高校生の頃、この方法で3ヶ月で2,000単語覚えたことがあります)

受験勉強戦略~エビングハウスの忘却曲線~ 戦略的受験勉強法Blog

また学習の過程において必ず訪れるプラトー(成長の踊り場。努力しても成長が見えない時期)を見越して、色んな学習法を組み合わせたり、メリハリがあるものにすることで飽きさせないようにする工夫もしてくれます。

 

◯モチベーション管理

で、一番大事なのがこれ。独力で学習するときに、ほぼ間違いなく直面する課題。

毎日の学習履歴を記録し、進捗度合いを分かりやすくグラフなどで見える化してくれたり。中間目標達成したりした時に褒めてくれたり、モチベーションが落ちた時に励ましてくれたり。不謹慎かも知れませんが、例えばトレーナーが美男美女だったりしたら、さらにメチャクチャ頑張れますよね。ここ重要。

語学学習は継続が命。長くて苦しいマラソンを、声かけしながら並走してくれる先輩ランナーのような存在がいたら、それだけでも目標達成は約束されたようなものかも知れません。

 

いやマンツーマン英会話とか結構あるやん?それじゃだめなの?

私が知らないだけなのかも知れませんが、業界で一番評判が良い学校のマンツーマンレッスンに通ったりした経験から言えば、上記どれも皆無かと。というか、何かしら教科書があって教室に来たらそれを1対1で教えてくれる、という形がほとんど。

完全に逆なんです。

理想論ですが、自分のなりたい目標から逆算してそれに必要なものだけを自分用に完全カスタマイズして学習したい。僧帽筋と上腕二頭筋をこれぐらい鍛えたいみたいな、そういうニーズってあるんじゃないかな、と。

今の語学学習って、目標の明確化も、学習手段の選択も、進捗管理も、継続させる工夫も、ほとんど学習者の努力に依存しているような気がします。




ぶっちゃけた話、語学は本当に追い込まれたら(出来ないとクビとか)、実用的なレベルまではほとんどの人が身につくと思っています。

しかし日本語しか話せなくてもかなり豊かな生活が可能な国内においては、そこまで追い込まれる環境に身を置ける人は稀。

別にええやんそれならそれで、という意見もありですが、ちょっと色んな意味で(ビジネス的にも国としても)もったいないと思うんですよね。

ちょっと金額高くてもこういうパーソナルトレーナーいたら、人気でると思うのですが!?(レベル高すぎですかね?)

ただ私が知らないだけの可能性が高いので、もしそういったサービスご存知でしたらぜひ教えてください!ちょっと高くてもそういう人につきたい!(切実)

なかったらどうしよう。

んー、じゃあいいね!100超えたら、会社立ち上げて自分でやるかな(嘘)




Facebookページ、始めました。(250行きました!目指せ300!)




ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)