本当にわかったと思うときってどんなとき?

昨日の記事、佐々木俊尚さんにご紹介頂き、多くの方に読んでもらいました。(佐々木さん、ありがとうございました!)

 

Twitterやはてブなどでコメントが色々つくのでそれぞれ参考になったのですが、嬉しかったものが、

「すごい当たり前やのに目からウロコな気分。」

と書いてくれた人がいたことです。えへへへ。

いやまーぶっちゃけ、私じゃなくて

アインシュタインが凄いだけですが。






せっかくなので天才物理学者繋がりで、ノーベル賞受賞者のリチャード・ファインマンが言ったとされる言葉が好きなのでご紹介します。(原文が見つけられなかったので、あくまで彼の言葉”らしい”です)

「“本当にわかった”と思うのは、物事に二通り以上の説明ができた時だ」

リチャード・P・ファインマン – Wikipedia

ファインマン自身、めちゃくちゃ説明が分かりやすいということで存命中は非常に人気があったそうで、それは彼のことを綴ったこの本でもいかんなく発揮されています。(めちゃ有名な本ですが)
 

「“本当にわかった”と思うのは、物事に二通り以上の説明ができた時だ」

彼の説明の分かりやすさは父親譲りで、ファインマンの幼少期、「なぜ?」という子どもたちの質問に対して説得力のある説明を与えることが得意な父親だったそうです。

これ、めっちゃ分かります。

子供と話をしていると、本当に答えるのが難しい質問が連発で飛んできます。

なんで、信号の色は3つしかないの?

なんで、雪は冷たいの?

なんで、車にはハンドルがあるの?

なんで?なんで?なんで?・・・

そんなの当たり前と感じていたことを、改めて説明しようとするとき、実は自分がそのことを良く理解できていなかったことに気づくという経験は、誰にだってあると思います。

私も自分でブログを書いてて、毎日のように感じています。書き始めてから、「あれ?俺もしかして全然分かってなかった?」と焦ることもしばしば。

書こうとすることで、自分の理解の浅さに気づけたことを喜びつつ、だからこそ、そこから踏ん張ってなんとか文章にまで落としこむというアウトプットを自分に課す。

そうすることで、

「すごい当たり前やのに目からウロコな気分。」

を自分自身が味わうためにブログを書いている側面もあるかも知れません(笑)

いずれにしても、自分がよく分かっていると思うことでも、文章に書く、人に説明してみることで、理解がめちゃくちゃ深まることは間違いないので、

「“本当にわかった”と思うのは、物事に二通り以上の説明ができた時だ」

を心の片隅に置きながら、定期的にアウトプットする習慣を持ってみるのも良いかも知れませんね。

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ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)