影響力について。

今日は雑感です。

毎日こうやってブログを書いていると、少しずつですが他ブログの文章の見え方が変わってきました。

タイトルの付け方、本文のロジック、全体の構成、単語の選び方、一文の長さ、抽象的/具体的な表現のバランスなど、今まで一読者として全く意識していなかったことが、目につくように。(全然このブログに反映されてませんが・・・)

加えて、文章の行間というか、記事の背景にある著者の意図みたいなものが、以前よりもクリアに見えるような気がします。「(タイトル含めて)どう書くか」と「何を書いて(わざと)何を書かないか」の2つで、結構はっきり分かる。

特に、昔でいうアルファブロガー的な方ってやはり文章がとても上手で、かつ、この意図がかなり明確。

数日前は某ち◯りんさんが、明らかに狙って煽った記事を書いてたりしたのを読むにつけ、昔だったら賛成!とか、いや分かってない!それは違う!とか感じてたのが、あーこれ本人絶対分かっててわざと書いてらっしゃるんだなぁ、と・・・

 

私にはとても真似できないのであくまで推測ですが、どういう書き方をしたら反響があるかないか、何パターンぐらいのどんなリアクションが来るのか、きっとご本人は事前に想定できていると思います。

想定外の結果が出る時も当然あるでしょうが、一般的なブロガーと比べれば、遥かに事前の想定がきっちりしていて、かつ精度も高いはず。




ブログ記事を公開するという行為は、自分の中にあった意見を外に出し、そしてそれに対するリアクションが他者から来る(Facebook、Twitter、はてななどでの反応、オススメしている本が売れるなど)という、「外界への働きかけ」と「それに対するリアクション」のプロセスですが、これの経験量が圧倒的なわけです。

だから、どんな働きかけをしたら、どんなリアクションが来るか、少なくともブログという世界ではとてもよく分かっている。コントロールできる。

 

で、この「外界への働きかけ」と「リアクション」のプロセスって、ある意味なんでもそうですよね。
車の運転が上手な人は、車に対してどういう操作(働きかけ)をしたら、どういう挙動(リアクション)が返って来るかに習熟しているわけですし、パソコンやスマホを使いこなす人も同じ。

あと旦那にどういう声を掛けたら家事を進んで手伝わせられるかを熟知している妻とか(逆もまたしかり)。

ビジネスパーソンであれば、会社に対してどういう働きかけをしたら、自分の望むリソースを引き出せるか、サポートを得られるかを熟知している人は、きっと優秀な人でしょう。

 

ブログもそうですが、こういうのってたくさん知識を蓄えているだけではダメなんですよね。上手な人の真似をしながら、経験を積みまくるのが、一番の近道。

ちなみにすごく俯瞰して捉えれば、生きるということそのものが、自分という存在が外界に対して何かしらの働きかけをして、そのリアクションが来るということの繰り返しなわけで、じゃあ自分は何に対して、誰に対して、どれぐらい熟知しているのかって一度考えてみても面白いかも知れません。

自分単体の力では出来ることなんて限られています。

だから自分がリアクションを熟知してその力を活用できるもの、それらの組み合わせの掛け算が、自分の世界に対する影響力みたいなものなのかも。

そんなことをつらつらと思いました。




ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)