昨日も書きましたが集中力はめっちゃ重要です。
集中力とは、もの凄く短かい時間で言えば、いま目の前のことに意識をどこまで集中できるか、というスポーツ的な側面の話ですが、
もう少し引いてみて長期間で考えれば、
1. 自分にとって大事なことに
2. 他に一切気をとらわれずに集中し続ける力
だと思います。
今、自分の置かれている「環境」と自分の「能力」の両方に対して完全に満ち足りている人は別ですが、いずれかもしくは両方を変えたいと考えている人にとっては、毎日でも意識して磨き続けるべき必修科目的な力でしょう。
たぶんイメージとしては、四方八方を山に囲まれている感じ。(もちろん実際の登山とは違います。あくまで比喩として。)
その中のどんな山でもいい。
お?と気になった山 or これに登りたい!という山にまずは集中して一気に登ってみる。
途中辛い時もあるし、やっぱり止めようかな・・・という想いが頭によぎることもあるけれど、それを振り払ってまずは頂上をとにかく目指す。
この登り切ろうとする力が集中力だと思います。
登ってみて始めてそこから先の景色が見えるようになる。
登ってみたら、そこは尾根の一部であり、遠方にはその地点よりもっと高い山が四方八方にあるのが見える。
また登る。新しい景色が見える。また登る。その繰り返しで、いつの間にか自分でも想像していなかったような遥か高みにいる。
IMG_1168 / ben.slee
一方で、集中していない人は、あっちの山かなぁ、と登りはじめて、辛くなってきて、あ、やっぱり隣の山のほうが楽そう、とすぐ別の山を目指し、そこでも途中で辛くなって(以下、繰り返し)
結局のところ、登ってみないと見えてこない景色がある。だから、とにかくこれが大事と決めたら、
他に一切気をとらわれずに集中し続ける
ことが重要ですよね。
大事そうなことは他にもいっぱいある。けれど、あれもこれもやってたらたぶん、どの山にも登れない。
でも登ってみたら、全く自分の想像と違った場所で、今までの労力が全て無意味だったみたいな時はどうする?めっちゃ頑張って登ろうとして全然刃が立たず結局登りきれなかったら?
たとえば。
ある会社が子会社を作って、本社から若手のホープを派遣して社長に据えてみたけど、結局事業は大失敗し、その子会社を精算しました、と。
バランスシート上は全く意味がなかったことになります。だけど、その子会社の社長の経験そのものはお金では買えない、帳簿にものらない、とても貴重なもののはず。
ある意味山に登れなかったとしても、その人がそれで成長したのであれば、それは当然次に生きるわけで、だからその経験こそが得がたい財産。どっちつかずでぐるぐる同じ場所を回っている人と比べれば、火を見るよりも明らか。
だから日常的な集中力と同時に、
1. 自分にとって大事なことに
2. 他に一切気をとらわれずに集中し続ける力
も、きちんと意識しておきたいものだなぁと思います。
今、どこか山登ってます?
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