今回、出版に関われて良かったな、ということを一つ書いておきます。
まー平たく言っちゃえば、一つの事柄に対する心理的な障壁が一気に下がって良かったね、で終わってしまう話なんですが(笑)
ただ、何かにチャレンジすることで、自分にとっての変化を起こしていくことって、やはりとても大事なことだなぁと再認識しました。
自分自身が望む方向に変化することを成長と呼ぶとすれば、言い換えるなら、それは自分にとっての当たり前が増えることだと思います。
以前も同じことを書いた記事があり、一部引用します。
成長ってなんやねん?
成長とは、言い換えるなら、自分にとっての当たり前が増えること、だと思います。
当たり前とは、つまり意識を払わずとも、簡単にできてしまうこと。
よちよち歩きの赤ちゃんが、歩くことに全神経を集中しているとき、他のことはできません。歩くことが無意識にできるようになって初めて、それを土台とした遊びができるようになる。
大人であれば、英語の文法や単語に神経を集中するようなレベルの人が、英語を使ったビジネスがまともにできないのと同じ。
天才は別にして、基礎的な能力にほとんど差がない凡人の間でもなぜアウトプットで大きな差がつくかと言えば、この当たり前の量と種類の違いでしょう。
この当たり前をどんどん土台として積み重ねていくことを成長と呼び、その土台の上で何を成しているのか、がその人自身であり、今の土台ではまだ届かない目標を夢と呼ぶのかも知れません。
人間の日々の生活なんて、大半は今までやってきたことの繰り返し。
だからこそ、自分にとっては「そんなの当たり前!」みたいに、特段に意識を払わなくてもよいものを結局どれだけ持てるかで、その人の成せることの大きさが変わってくる。子供と大人の違いはまさにそれですよね。
ゆえに未踏の分野や領域で興味があるものについては、機会があればどんどんチャレンジすべき。そうやって「当たり前」を増やしていく。ある意味、コレクションしていくようなイメージでしょうか。

CD collection / Daveybot
ちょっと話がかわりますが、大前研一さんの「人が変わるには3つしかない」って有名な言葉があります。
そのうちの一つは「付き合う人を変える」(あと2つは時間配分と住む場所)ですが、これって要は自分が変わりたかったら、自分の周囲にいる人が当たり前としていること(常識、価値観、行動規範など)を変えましょうってことですよね。結局人間は環境に影響されるから。これも広義では自分にとっての新しい当たり前を仕入れるみたいなものです。
もちろん今回書籍に関わらせて頂いたぐらいでは、自分にとって「当たり前」のものが一つ増えた!なんてまだ到底言えませんが(笑)、少なくとも心理的な壁は一気に減りました。
全く想像もつかなかった事柄から、「あーなるほど、こういうものなのね。」という非常に具体的かつ現実的な事柄に。
今のところ、本出したい!!!みたいな気持ちはありませんが、将来どう変わるか分かりませんし、この経験が土台となって初めて出来るようになること、見えてくる景色みたいなこともきっとあるはず。だからどう転ぶにしてもとても良い経験となったと思います。
こんな感じで、実際にやってみたら「あーなるほど、こんな感じなんだ」みたいなこと、いくらでもある。
日々少しずつでも「当たり前」を増やしていくことで、土台を高くしていって、当初は想定もできなかった高みをのぞいてみたいものです。
当たり前コレクターになりまっしょい!
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