別に運用できる資産があるわけではありませんが(笑)、投資や資産運用の考え方は人生にも応用できるなぁ、と最近よく思います。
先日読んだブログの一つに、資産運用の基本が簡潔に書かれていました。
「残念な人」のお金との付き合い方 ?:投資十八番
”資産運用理論の基本は、まず許容可能リスクを決めてから、そのリスクの範囲内で期待リターンを最大化することです。”
資産運用における許容可能リスクを、一般的な生活で言い換えるなら、自分が最低限許容できる生活レベルになると思います。
Risk / LendingMemo
(たとえば起業や転職などに)チャレンジして、万が一失敗しても、このレベルだったら、自分的に許容できると思える生活。
人によっては、3畳一間で食事は外食なしで問題ない人もいれば、絶対に都内の2LDK以上で自家用車必須!年に一度は海外旅行!これだけは譲れない!という人もいるでしょう。
他にも保有資産や、他者からの評判・評価、自分の立場・肩書きみたいなものも加えても良いかも知れません。
いずれにしても、今の自分の生活レベルから、どれだけ(基本的には望まない方向に)変化しても問題ないのかを、予め決めておくことが大事ということです。自分が試みようとしているチャレンジが失敗したとしても、予め決めておいたレベルを割り込まない、という事前の見積りをしておく。
逆に言うとこれさえ定めてあれば、あとは思う存分自分がしたいことに挑戦すれば良いわけです。
現状に不満を持ちながら新しいことに踏み出せない人の多くは、今あるものを全て失うことなく、新しいコト・モノを得たいという人だったりします。要は優先順位がつけられない、もしくは、つけることから目を逸らしているということ。
”資産運用理論の基本は、まず許容可能リスクを決めてから、そのリスクの範囲内で期待リターンを最大化することです。”
リスクというのは本来、上振れと下振れの変動の大きさを指すものです。
下振れを許容できるほどに、失って困るものが少ないほどに、その人がチャレンジできる上振れの高さは決まっていく。
全てを捨てて新しいことに飛び込め、なんてことが言いたいわけではありません。そうではなくて、許容可能リスクを一度真剣に自分に問うてみる。
本当に真剣に自分(や家族など大切な人たち)と語ってみたら、これだけは失いたくない、というものは意外と数が限られていたりするかも知れませんよ。
きちんと計画すればチャレンジは何度も出来ます。だけど人生は一回しかないわけで、先送りしている間にその残り時間は、毎日確実に減っていっているのです。
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