あ、今回は短めのエントリーなので、さくっと読めると思いますー。
みなさんどうやっているのか教えてもらいたくて書いてみます。
先日この記事を読みました。
翻訳:ガーディアン – 死ぬ間際にもっとも後悔する五つのこととは? : aliquis ex vobis
ふむふむ。後悔しないように日々を大切に生きねば!と読んで思いました。でもですね。アホなので次の日になったら忘れてるんですよ。うぅ。
読んだその時、心はぐぐっと動くんですけど、次の日になったらまたいつもと同じ生活をしてます。
これだと正直あんまり意味ないですよね。本当に腹に落ちてたら、自分が将来本当に後悔しないように日々の行動も変わりそうなものです。
で、なんでこうなるのかな?ということを考えてみました。
なぜ行動に繋がりにくいのか。
あっさりと結論からいくと、
一生の長さを直感的に把握できない
からではないかと。
例えば、ちっちゃなこどもって数字数えられませんよね。
「いーちぃ、にぃー、、、えっと、、いっぱい!」
自分が理解している数字以上は、みんないっぱいとしか認識できない。
何かを正確に認識するには、それが他とどう違うのか、その違いが分からないと無理です。
大人は数字を数えられるので、別の例えでいきます。
例えば自分よりも遥かに大きいものがあったとしましょう。
こんな感じ。
AとBの大きさの違いはこの人からは分かりませんよね。どちらも「大きい」ものだということは分かる。でも「どれだけ」大きいかは分からない。
アリが象を見上げてるようなものかも知れません。
つまり、自分の普段の感覚からあまりにかけ離れている規模のものは、正確に認識できない。腹に落ちない。
そういうことなのではないかと思います。
もちろん人間だから計測はできるんですよ。色んなやり方使って。でも計測できても実感が伴わないから、結局行動にはなかなか繋がらないんですよね。
長期のプロジェクトを抱えている人を除けば、スケジュール帳がぎっちり埋まるとして普通は1ヶ月ぐらい。これ以上先の時間感覚って頭ではわかっていてもなかなか感覚としては持ちづらいものではないでしょうか。
時間軸で考えてみるとこんな感じですかね。
だから、今日はいいだろう。今日ぐらいは大丈夫だろう、と日常を過ごしてしまう。
そうやって気づいたらいつの間にか自分が認識できるぐらいの時間のサイズしか残っていなくて、もうその時には手遅れで後悔する・・・
そういうことになるような気がします。
前述のちっちゃなこどもが「いっぱい!」となってしまうところを便宜上、「いっぱいゾーン」と名付けてみます。異論は認めませんー。
では、この「いっぱいゾーン」をどうやったら乗り越えられて、本当に行動に繋げられるのか考えてみましたー。
いっぱいゾーンの乗り越えかたのアイデア
1. 人生で成し遂げたいことが明確にある。
これが王道。特に大きな志や夢を掲げると、多くの場合一番足りないリソースは時間だったりします。さっきのカレンダーの例でいうと、一生分の時間を使って本当に実現できるのか、真剣に考えるようなものですね。
2. 想像力が卓越している。
これはさっきの時間軸の例だと、自分を一気に一番右に置いてみてそこから現在の自分を眺めてみる方法ですね。Memento Mori(死を想え)やスティーブ・ジョブズの有名な言葉「今日が人生の最後の日だとしたら、と毎朝鏡の自分に向かって問いかける」もこれです。
3. 死をリアルに意識する体験をしている。
瀕死の事故から生還して人生観が変わり、その後の人生の生き方が変わったという人がいたりします。確かどこかの部族が社会の仕組みとして導入したりしてましたね。
4. 自分のロールモデルとなる人からどう行動すべきか教えてもらう。
自分のロールモデルは、ある意味将来の自分と言えます。もし可能であればその方から助言してもらうのは、とても良いやり方かもです。
5. 強烈な作品に出会う。
小説、映画、ノンフィクションなどの傑作には、それだけで人生観を変えてしまうほどの力を持っているものがあります。想像力が卓越していなくても、作品の力による疑似体験で乗り越えられるかも。
2.と3.は狙って身につけられるものではないので、実際は1.を目指しながらまずは4.や5.でガツーンと頭をぶん殴られているうちに乗り越えられるかもしれないと思いました。
他にも色々ありそうです。上記5つ以外にもこんなのはどう?というご意見や、5.の作品だったらこれはオススメ!というのがあったら、ぜひTwitterやブログのコメント欄で教えてくださいー。
いやほんと、後悔だけはしたくないので・・・
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