以前読んだマザー・テレサが神の不在に悩んでいたという逸話が、今でも忘れられません。
マザー・テレサ、神の存在への疑念を手紙に記す 写真5枚 国際ニュース : AFPBB News
マザー・テレサはノーベル平和賞を受賞し、ローマ教皇から列福されたカトリック教会の聖女です。
なぜこの話しが印象に残ったかというと、
どんなに凄い人でも(偉大な宗教家ですら)、悩むのだ。
ということがわかったからです。
全ての宗教は、語弊を恐れず言えば、人が苦痛から逃れる術を説いています。
そしてそれは、実はビジネスの世界でも同じことですし、エンターテイメントの世界もそう。
これを買ったらあなたの苦痛はなくなりますよ、これを観れば苦痛を忘れられますよ、と顧客に売り込んでいるわけです。
悩むことは、苦しいこと。
しかし悩み自体は、生きている限りなくならない。偉大な宗教家であるマザー・テレサの逸話がそれを教えてくれました。
悩みは抱えつつ、どう前向きに明るく生きていけるのか。
神の不在という宗教家としてはあまりに大きな悩みを抱えながら、しかし彼女が成し遂げたことは人類史に残る偉大なもの。
彼女と比べるべくもありませんが、あの逸話を知ってから、いっとき悩みを忘れさせてくれるような軽いビジネス書やエンタメ系のコンテンツに触れる機会が激減しました。
悩みからは逃れられない。
ならば背中を向けて逃げるのではなく、正面から向き合って一歩踏み込む者が、最終的には強いのです。
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