実生活におけるロスカットの大切さ。

投資で生計を立てている友人に、以前投資で何を一番気をつけてるのか教えてもらいました。(もちろん人によってスタイルがあるでしょうし、違うことをより重視するかも知れませんが)

それは、

 

ロスカット(損切り)

 

です。



どうやったら儲かるか、どれだけ儲けられるか、よりも、

どれだけ損失を最小限に抑えられるかのほうが遥かに大事だそうです。




例えば100万円あったとして、3年間投資でお金を増やそうとした場合、

地道にコツコツ毎年+5%の利回りで増やす場合

1年目 +5%

2年目 +5%

3年目    +5%

結果 = 116万円

 

1年目と3年目にとても儲かったけど、2年目だけ大損してしまった場合

1年目 +50%

2年目  -50%

3年目  +50%

結果 = 113万円

 

この2つの場合、結局前者の損をしなかった方が総額が増えます。

直感的には、どでかく2回ヒットをあてた後者のほうが儲かりそうな気がしませんか?

現実の生活でも、こういったことはたくさんありそうです。

一番分かりやすいのが時間でしょう。

惰性で継続している習慣(喫煙、飲酒、暴飲暴食など)

付き合いでなんとなく行ってしまう飲み会や二次会。

切りたいけど切れない人間関係。

・・・

正直あまり自分にとって意味を見出していないものたち。

だけどこういったことで失われている時間は合計すれば膨大なものです。

時間だけでなく、追加の出費だったり、過大なストレスだったりをさらに抱えることもあるでしょう。

 

厄介なのは、こういうものたちにも、何らかのメリットがあるように思えたりするからです。

人間関係とかは、いつか将来役に立つはずだから、と思って嫌々ながら継続してしまったりします。

これは株で言えば、今は値下がりして含み損を抱えているけど、いつかきっと値上がりするはず!と持ち続けるようなもの。

そうするうちに、どんどん損失が増えて、結局儲かっている他の部分にまで悪影響を及ぼすことになるかも知れません。

自分にとって意味が見いだせないのであれば、勇気を持って損失は切る。そして、限られた自分の資源を、自分にとって有意義なものに振り分けていく。

これは投資も人生も変わらないのだと思います。







ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)