MIT 石井裕教授の講演、あとできちんとまとめますが、今日はひとつ当日感じたことを。
以前、この記事で書いたように、
「人」「土地」「修羅場」の三角形を広げる。 | カジケンブログ
お会いする機会を私は前回逃してしまったわけですが、お会いできた方曰く、
という感想を教えてくれました。
で、お会いしてみて、
本当にそのものズバリの表現でした・・・
イメージとしては、頭が常に超高速フル回転しているので、その回転の熱量が可視化された感じです。いやほんと。
石井教授、非常に誠実な方で、講演とパネルディスカッションが終わったあとも、
「明日のフライトに間に合えばぼくは構わないので、会場締め出されるまで質問受けます。」
と宣言。
聴衆の方々で希望される方全員と個別に質問を受けていて、もうそれは長蛇の列が出来ていました。
一方で、変な質問している人がいたら、すかさず一刀両断。だって高速回転してるから急には止まらない・・・
イメージ的には三國無双。(こんな感じです。5秒ぐらい観れば充分です。)
講演でも個別の会話でも、とにかく話が、速い、広い、深い。
で、これもちろんCPUたる頭脳の明晰さでもあるのですが、今まで積み重ねてきた思考の絶対量もきっとあるのだと思います。
以下、プロフェッショナル仕事の流儀に出演されていた時のコメント。
”自分は凡人だ。だから、人の3倍の成果を出さないと認められない。そのためにはただ長時間働くだけじゃ足りなくて、人の2倍働かないと追いつけない。”
FUKUSHIMA NOTE : Life is Short
ちょっと違うかも知れませんが、自分がお世話になった上司で本社副社長を兼任の方が何人かいましたが、全員異口同音におっしゃっていたのが、
「常に仕事のことを考えろ。」
だったことを思い出します。
休暇を取るなという意味ではありません。ただオフィスに出勤していなくても、休みの日でも、目の前の事象を何か仕事に関連付けられないか、頭脳というCPUを完全に休ませるな、常に回転させておけ、ということだったと理解しています。
当然のことですが、ただやみくもに考えていても意味はありません。自分の中で座標軸を持ち、事象の相対的な位置づけ、関係性を常に意識する必要があるのは言わずもがなですが。
よく、超一流の人と接して、自分との差の開き具合があまりに凄すぎて「あー、持って生まれた才能が違うんだ・・・」と感じてしまうことがありますが、才能の有無の前にそもそも積み重ねてきた思考、考察、経験の量が違いすぎる、ということをついつい無視してしまうことがあります。
もちろんそういうスタイルが良いかどうかは人によりますし、全ての人に薦められるものではありません。
しかし、何かを徹底的に極めようと思ったら、やはり起きている時間の全てを捧げるぐらいの気概がいる。
そのことを改めて体感させて頂いた日でした。
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