99%は失敗の連続であった。

本田宗一郎さんの言葉が大好きです。

失敗を恐れるな、ということに対して多くの言葉を残しているから。


”チャレンジしての失敗を恐れるな。何もしないことを恐れろ。失敗が人間を成長させると私考えている。失敗のない人なんて本当に気の毒に思う。困れ。困らなきゃ何もできない。自分の力の足りなさを自覚し、知恵や力を貸してくれる他人の存在を知るのもいい経験である。”

 

”私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか1%にすぎないということも言っておきたい。99%は失敗の連続であった。そして、その実を結んだ1%の成功が現在の私である。私の現在が成功というのなら、私の過去はみんな失敗が土台作りをしていることになる。私の仕事は失敗の連続であった。”

 

”私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある。”

 

この3つ以外にも、本田宗一郎さんの失敗にまつわる言葉は探せば山のように出てきます。

大半はモノづくりを念頭にした言葉がほとんどでしょうから、もちろんそれを何もかもすべてに当てはめることは出来ないとは思いますが。

それしても99%は失敗って凄まじい。実質的に失敗しかしていない状況ですよね。つまりそれだけ自分にとって全く新しくて冒険的な目標や課題に挑んでいるということ。

 

先日書いた記事の中で、MIT Media Lab創設者であるニコラス・ネグロポンテが石井裕教授に言った言葉を思い出します。

『まったく新しいことを始めろ。人生は短い。新しいことへの挑戦は最高の贅沢だ

自分が死んだとき何を残したいですか?:MIT 石井裕教授 「未来記憶」【梶原健司】 : TechWave

本田宗一郎さんや石井教授のように、自らの仕事や研究全てで、ここまでチャレンジできる人は限られるかも知れません。

でも「99%は失敗の連続である」ぐらいのものが、全くない人生というのも寂しいもの。

小さいプロジェクトでいいから、仕事・プライベートどちらでも、自分にとって全く新しくて冒険的な目標や課題に挑戦してみる。それは大変だけど、最高の贅沢なのかも知れません。

ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)