先日自宅にある地球儀を、ぼけぇーーっと眺めておりました(よくあります)。
globe pencil sharpener / fsse8info
「いやー、やっぱ地球って丸いなぁ・・・」
とぼんやりしていたのですが、だんだんと、
「いやほんとに丸いのかな?」
「だって俺、実際自分の目で見たわけじゃないし。地面はまっすぐやん。」
「もしかして、本当は丸くなかったりして!?」
・・・
そこから、あれやこれや妄想が膨らむ膨らむ。いやー、我ながらめんどくさい性格ですわ(笑)
別に陰謀論などに展開するわけではなくて、地球が丸いってなぜ信じ切れないのかな?と考えていったときに、それを証明するだけの頭脳が自分にない(理論が理解できない)、宇宙から直接目にするだけの(宇宙に飛べる)財力がない、物事の前提条件を盲目的に信じないというドグマを不必要にこじらせている、と冗談半分に考えていたのですが、一つシンプルなことを忘れていました。
地球は立体だけど、普段の自分は平面上に生きてるんだね、ということです。
まー、一日で10km歩くことは出来ても、10km高いところに登ったりはできませんからね。そらそうです。
ちょっとカッコつけて言い換えるなら、地球が三次元だとすると、(地球のスケールから見ると)自分は二次元で生きてる、ってことでもあります。
何が言いたいかというと、次元が異なるものはそれを丸ごとは知覚できない、ということです。頭では理解できるけど。
もし自分が地球と同じぐらい体がでかかったら、丸いって体感できるわけですよね。
で、これって色んなところで見られます。
スポーツやゲームなどの勝負事の世界で、互いのレベルが違いすぎることを「次元が違う」とか「(凄いほうを指して)異次元の強さ」とか言ったりしますが、まさに同じこと。
それは例えるなら、相手が(勝負の)世界を縦横の平面でしか捉えられていない中で、強いほうは高さというもう一つの次元を持っているからでしょう。同じ世界を見ているようで、質が根本的に違う。見え方が異なるはず。
でも面白いのは別の世界にいるわけじゃないんですよね。現実的にはあり得ませんが、自分の体が巨大化したら、地球と同じ次元に到達できるってことは、つまりある意味もの凄い質量の差が、次元の差を生んでるわけです(数学上の厳密な定義ではなく、あくまで現実の中での例え話です)。
量が質に転化するレベル、次元が異なるレベルって、結局もの凄い量の差なんだろうな、と改めて思いました。
10進数で桁が変わるのは、もちろん10のべき数ですが、
10 x 10 = 10m2(平面)
と
10 x 10 x 10 = 10m3(立体)
で10倍違うみたいなもので、人より何割余計に努力したとか、練習したとか、そういうレベルではなくて、文字通り桁違いの積み重ねが背景にあることが、次元の違いを生む、そんなことを思ったりしました。
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