例外が許されてもいい特別な状況は?

よくブログ毎日続けられますね、と言われることがしばしばあります。

 

以前も、新年早々こんな記事を書いて、大きな反響をいただいたりもしました。

 

習慣に休日はない。 | カジケンブログ

 

社交辞令とは言え、褒めてもらえる機会が増えて、素直にえへへ・・・と喜ぶ一方で、毎日何かを継続している習慣を持っている方は、きっと体感されていると思うのですが、ぶっちゃけた話、毎日続けたほうが楽、なんですよね。



とはいえ、私が言ってもきっと説得力がないでしょうから、あの「イノベーションのジレンマ」を著した、ハーバードビジネススクール教授のクレイトン・クリステンセンさんの言葉を紹介します。



人生の意味を見つけるうえで役立った指針を、教授がハーバード・ビジネス・スクールの2010年の卒業生に語ったものの一節です。

(かつてレギュラーとしてバスケの大学選手権準決勝に進出したが、信仰上の理由により、周囲の反対を押し切って試合に出ないと決断したことを振り返り)

”それは、どこから見ても小さな決定だった。私の人生に何千回とある日曜日のなかの一つをどう過ごすかという問題にすぎない。もちろん理屈のうえでは、一度だけ誓いを破って、二度と破らないというのも可能だっただろう。”

”「この状況なら一度くらい許されるだろう」というこの誘惑に打ち勝ったことが、私の人生で最も重要な判断の一つであったことは間違いない。なぜかというと、人生は「例外が許されてもいい特別な状況」が果てしなく続くものだからである。”

”私がこのことから学んだ教訓は、自分のルールを100%守ることのほうが、98%守ることよりもたやすいということだ。”

私の言葉と比べて、迫力も内容も違いすぎて、ご紹介することを一瞬ためらいましたが、でもこの人生は「例外が許されてもいい特別な状況」が果てしなく続くもの、という言葉に以前とても感銘を受け、それ以来常に頭の片隅に置いています。


(この話が収録されているハーバード・ビジネス・レビュー。わずか10ページの講演録ですが、今でも読み返します。)



追記:講演録が一冊の本になって出版されていました。(創発計画株式会社高野元さん、教えて頂きありがとうございました!)



追記2:今月号のCOURRiER Japon (クーリエ ジャポン) に、この内容と同類のものが記載あるみたいです!






ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)