1年以上前にネット上で少しバズっていたので、ご存知の方も多いとは思いますが、この動画が面白かったのでご紹介。
要は、最初の人が書いた一本の線を、後の人がひたすらなぞっていくだけの実験なのですが、500人がなぞり終わると、それはもう最初の線とは似ても似つかない結果に・・・
伝言ゲームとかお絵かきを真似て伝えていくゲームとか、似たようなものは色々とありますが、この動画のポイントは、
「たった一本の線」
であること。
これ以上、シンプルには出来ない。つまり絵心とか言葉尻とかそういう通常入るであろうノイズを一切取りのぞいたとしても、やはり何かを伝えようとしてもなかなか完璧には伝え切れないのだ、ということが良く分かります。
だからこそ、俺は真っ直ぐ描いたんだ!という自分の都合ではなく、相手にきちんと伝えたい意図が正しく伝わったのかどうかが大事、というコミュニケーションの本質が出ていると思います。
やっぱりコミュニケーションって難しい・・・と捉えるか、ではこういう前提の元にどういうことに気をつければ良いか?と考えるか。
人によってそれぞれでしょうが、いずれにしても大事なことは、
– どれだけ正確に何かを他者に伝えようとしても完璧には伝え切れないもの。
– だからこそ相手に自分の意図が正しく伝わったのかどうかを意識する。伝わらないとしても相手のせいにしない。
この2つがコミュニケーションにおいては求められると思います。
たった一本の線ですら、正確には伝えられない場合があるわけですから。
忘れがちですが、常に意識したいと考えています。
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