今日は短めに。
以前に、このネイティブアメリカンの話をどこかで聞いて、とても印象に残っています。
“インディアンの風習に、「長距離を馬で移動した後は、必ず何日か休憩しなければならない。そうしなければ、体の移動に魂の移動がついてこれず大変なことになってしまう」という話を以前聞いたことがある。おそらく一種のアイデンティティクライシスなのかも。”

Grand Canyon_Native American Heritage Day_0298 / Grand Canyon NPS
本当にネイティブアメリカンの言葉なのかは原典を知らないので不明です(笑)
ただ、おもしろい考え方だなぁ、と感じて、普段は忘れているのですが、時たま思い出したりします。
心と体がバラバラだ、と感じることは誰でも経験があると思います。
体調は悪くないのに、なんとなくテンションがあがらない、やる気がおきない、漠然とした不安や不満。
だいたいこういう時って、状況が整理できていないだけで本当は心に引っかかっている物事があったり、睡眠不足だったり、ただ天気が悪いからだったり、実は理由があることがほとんどなのですが、とはいえ気持ちが沈んでいると、そもそも現状と向き合う気力が湧いて来ません。
こういうときに、自分的に一番効果的な対処法は、単純に身体感覚を感じる時間を増やすことです。
一日の内で起きている時間が仮に18時間あったとして、人間は常に思考と五感のどれかを働かせているもの。そしてその18時間の間に、 自分の体の感覚をきちんと感じている時間って、驚くほど少ないです。
情報化社会って、結局自分の身体以外の情報に触れる割合が爆発的に増えたってことでもあります。特にモバイルが出てきてからそれが加速してます。
だから文字通り、「心ここにあらず」という状態を避ける。
一人でご飯を食べていても、スマホを見ずにご飯を味わうことに集中する。
駅まで歩いているときに、「ほげー」と考え事をするのではなく、動かしている足に集中する。
結構これだけで、体と心がかみ合ってきて、気持ちがニュートラルになってくるんですよねぇ、不思議なもので。
心が何か別のことに囚われちゃって、体だけ進んじゃってるみたいなことを避けるわけですな。
魂があるかどうかはぶっちゃけ知りませんが、心が追いついてくるのを待ってみるのは、たまには意識してみても良いかもです。
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