本日東京に帰る直前にわずかばかり時間があったので、急遽とある方と(ご本人に了解取ってないので匿名で)ランチをしました。まともに話をしたのはおそらく一時間ぐらいしかなかったのですが、未来志向のめちゃ深い話ができて嬉しかったです。
サシでお話させて頂いたのは初めてでしたが、その分野での経験も深く、色んなアドバイスを頂きました。またお互いの問題意識が非常に近いためか、コミュニケーションにストレスを全く感じることなく、どんどんアイデアが沸き上がってきて、なんというかとてもクリエイティブな時間で楽しかった。新しいアクションアイテムいっぱい出てきて嬉しい悲鳴。
そもそもクリエイティブってなんやねんというのは非常に深い話で、それこそ愛とは何か?みたいに人によって定義が異なるもの。という前提で自分なりに一番しっくりきている定義は古賀洋吉さんが以前つぶやいていたこれ。
クリエイティブだということは、直球の解が存在しない場合、複数の一見関連しない思考を結合する「思考のトライ・アンド・エラー」を高速に反復する思考様式のこと。しかし、思考結果はほとんどエラー。ネガティブ思考だと、エラー探しという目的の逆に意識が集中し、思考のブレイクスルーを阻止する。
— 古賀 洋吉 (@yokichi) July 25, 2011
さすが明快。
これは一個人の頭の中の話ですが、複数人での会話や議論に置き換えても同じことが言えます。ブレインストーミングの鉄則は、その場に出てきたどんなアイデアも決して否定しないこと、に通じる話ですが、確かに新しいアイデアや、新しいアクションについて、いちいち否定されたり、批判されたら、トライする気が失せますわね。
ネガティブ思考は、安全でしっかりした壁を作ってくれる。クリエイティブ思考は、穴を見つけて古い壁を壊してくれる。どちらも非常に大切な思考形式で、それぞれに役割がある。一般的にポジティブ・ネガティブな思考が流動的な人はどちらも浅いし、固定的な人は逆のことが下手。性格にも左右されるね。 — 古賀 洋吉 (@yokichi) July 25, 2011
ポジティブ思考とネガティブ思考by古賀洋吉(@yokichi)氏 – Togetter
一個人の中だけでなく、話をしている他者の思考パターンがポジネガどちらかも大事ですし、またその人自身が詳しい/詳しくないテーマ、によっても変わると思います。普段ポジティブな人でも、自分が詳しくないテーマだとマスコミの解釈が刷り込まれて、とてもネガティブな意見を言ったりすることをしばしば見かけたりもします(私にもきっとそういう時があると思います)。
いずれにしても、新しいことを試みようとするときは、クリエイティブ思考ができる人とガンガン話をして、とにかく勢いで一歩でも二歩でも踏み出してしまう。
逆に、一歩踏み出してから随分経って、例えば自分が主催するイベントの開催日が近づいていて、本番でミスをすると大勢の人に迷惑が掛かる、みたいな限りなく穴(失敗するリスク)をふさぎたいときは、ネガティブ思考の人に相談する。
どちらも大事。
だから、うまくフェーズによって意識的に使い分けるのが大切なんでしょうね。
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