仕事に限らず自分がやりたいことがよく分からない、みたいな話をちょくちょく聞きます。
以前、古賀洋吉さんが語っていたことが1つとても有効な方法だと思います。
古賀洋吉さんが熱く語る「自分のビジョンを持つこと」について。 – NAVER まとめ
加えて、ここで語られているのは大きな方向性の話なので、そこからさらに具体的な形に落としこんでいくことも大事でしょう。
ちなみにワークショップに参加したり、本に書いてあるワークシートを試してみただけで、「私のやりたいことはこれ!」と叫ぶ人をたまに見かけますが、やりたいことに心底没頭している人でそんな方は私の周りでは一人もいません。
なぜかというと、やりたいことはそれに実際触れてみて、やってみて、「これを続けたい!!」と五感で感じるものだから。
意外と方向性のところで止まっちゃう人多い。「お客様の喜ぶ顔が見たいんです!」みたいな。
どんなお客様のどんな時のどんな喜ぶ姿が見たら自分は最高に嬉しいのか。
将来は違うかも知れないけど、少なくとも今の自分にとってそれが具体的であればあるほど、頭で考えた結論ではなく、五感で感じた答えでしょう。というか、そこまで具体的な体験から来る感情や感覚に根ざしたものでないと、結局周囲の視線・評価や、ちょっとした障害に挫けてしまいがち。
だから方向性が定まったら、結局はそういった具体的な体験をどうやったらできるのか?が大事なことなのだと思います。
例えば何かが好き!という共通項で語るなら、私はマンガが好きです。昔は週刊誌を週に10誌読んでました。
でもマンガがなんとなく好きだとして、ありとあらゆるマンガは読めません。じゃあ本当に心が震えるような理屈抜きで大好きだぁ!と言えるものにはどうやったら出会えるか?
今まで発表されてきた国内・海外の膨大な作品群全てを読むには人生がいくつあっても足りません。
だったら、どうするか?順不同かつレベル感バラバラですが、思いつくままに羅列すると・・・
◯ひたすら量を読む。
◯自分が好きなものの類似ジャンルを読んでみる。
◯今までと全く違うものを試しに読んでみる。
◯自分よりも詳しい人にオススメを聞く。
◯自分が良かったマンガを周りに伝える。
◯マンガが好きだ!と周囲に宣言する。
こんなところでしょうか。まー当たり前っちゃー当たり前。でもこれだけやれば、自分にピンポイントで合ったマンガは見つかりそう。実際私は上記のいくつかを繰り返すことで、いくつも(自分にとっての)傑作に出会ってきました。
別にマンガに限らず映画・小説・スポーツなんでもそうだと思います。でも、自分がやりたいことになった途端、ここまでやる人って限られてくるような気がします。(下手したら1つもやってないときも!?)
仕事もそうですし、また仕事に限った話ではありません。やりたいことってほんとは色々あるはず。でも意外と周囲の目を気にするあまり、自分でも何がやりたいかよく分からないみたいなことになってはいないか、と。
大まかなあたりをつけたら、あとは行動あるのみ。
その場から一歩も動かず、妄想だけ逞しくしているみたいなことだけは避けたいものです。
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