伝わる文章に必ずある3つの要素。

自分の文章は決して上手なものではないのですが、なるべく意図が伝わる、分かりやすい文章を書きたいと常に考えています。

思ったことをそのまま書き連ねる日記のような形も嫌いではないのですが、やはり毎日のように読んでもらおうと思ったら、独りよがりになるのではなく、出来る限り言いたいことがきちんと他者に伝わる、読みやすいものを残したいと思っています。

以前こんな記事を書いたこともありますが、

良い文章とは? | カジケンブログ

今日は別の切り口で、ブログを書く上で意識していることを、備忘録的にさらっと書き残しておきます。

と言っても、おそらく常識以前の話なので、文章を嗜む方は全く参考にはならないと思いますのでご容赦のほどを(笑)





自分も色んなブログを読んできて、そして今でも購読しているものはたくさんあるのですが、その中でも、あーこの人の文章は分かりやすいなぁ、と感じる文章は、基本的には縦と横の二軸がキレイです。

縦は「ロジック」

なんでそう言えるの?なんでそうなるの?(Why?)

もしくは、

それがどうしたの?それってどんな意味あんの?(So what?)

この2つに答える形で文章が進んでいく。

横は「具体・抽象」

平たく言うと、例え話とまとめ。

例を挙げると何があんの?それ言い換えるとどういうこと?(例え話)

もしくは、

まとめるとどういうこと?結局何が言いたいの?(まとめ)

この2つに答える形で文章が進んでいく。

で、ここまで読んだ方はわかると思いますが、これ結局ロジカルシンキングの基礎中の基礎なんですよね。もちろんほんとはこれに、やれMECEだ、ピラミッドストラクチャーだとか色々あるんですが、あまりにブログで徹底しすぎると、文章が緻密かつ長くなりすぎて、逆に誰にも読まれなくなる可能性が高いです。

人と話をするたびに、「あー、君の言っていることは話の全体でいくとこのレイヤーのこの部分だねぇ」とか、いちいち言われたらなんかムカつくでしょ(笑)

もちろん誤読をできるだけなくすために、出来る限り正確に網羅的に矛盾なく書く努力はすべきですが、まずは

「ロジック」と「具体・抽象」

これが、どれだけきちんと徹底できているかで伝わりやすさが全然違います。

Writing = Breathing
Writing = Breathing / Joe in DC


分かりやすい、読みやすい文章は、まず間違いなくこの2軸が文章の柱として通奏低音のように、文章全体を通して縦と横に埋め込まれています。

そしてこれらを技術的な背景とした上で、絶対に必要なのが、

xxx(そのときの主題)を伝えたいという「想い」「情熱」。

これがあるのとないので、人の心にその文章が残るかどうかが決まる、と言っても過言ではないと思います。

例えば私がとても好きな文章の一つがこれです。

幸せのキャパシティ – 愛の日記

日記のような自分自身に問いかけるような文章ですが、でもはっきりと読んでいる人にも伝わってくるはず。

それはきっと、書いている古賀さんがこういう「想い」でいるからだと思います。

バレなければ良いという生き方 – 愛の日記

人生の価値とは、その人が生まれた世界と生まれなかった世界の差だと思っている。

こんなしょーもない文章が、僕が一生会うこともない知らない誰かに読まれていたとしても、その差がすこしでも良いものであるといいな。

話の巧拙は人によれど、

「ロジック」、「具体・抽象」、そして伝えたいという「想い」。

この3つを意識していれば、自ずと伝わる文章になっていく。そう思っています。

あー、もっと文章うまくなりたい。




ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)