誰でも1億円の資産を持っている。

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Capital / LendingMemo


先日友人の技術者と飲んでいるとき。

スマホのアプリは作ったことがなかったそうで、初めてAndroidアプリを休日潰して(二日間)作ってみたところ、アプリ公開後は何もしなくてもそのアプリからの広告収入で一日1,500円ぐらい入ってきて、ちょっとしたお小遣いになっているんだよねー、という話をしてくれました。

もう少しチューニングすれば、2,000円/日ぐらいは狙えるとのことで、ざっくり計算して月6万円。年間で72万円の副収入になります。

これって金融資産でいえば、年率4%の配当がでる1,800万円の資産を持っていることと変わりありません。(もちろん未来永劫この年間72万円が保障されているわけではありませんが、それは不動産などを持ったとて同じこと。定期的に市場動向を確認したり、メンテナンスなどが必要なのは何だって同じです)

ちょっと話が変わって昔、古賀洋吉さんを囲む会で古賀さんが、

「人生は一年で一億円の価値があると思っている。例えば、一日の1/3を仕事に費やしているとすると、3千万円はもらうべき。もし現在、年収数百万なら、差分の金額は自分のスキルへの投資のつもりでいよう。なりたい自分に近付いている実感があるなら、会社でどれだけ怒られても、頑張れるはず」とおっしゃっていたのを思い出しました。

ちょっとロジックは違いますが、1億円の資産を年率4%で回せば、年収400万円(日本人の平均年収408万円)。なので、実際1億円っていい指標だと思います。株や不動産の配当で年率4%ってそんなに珍しくはありません。(年収400万以下の人は年率が少し低いと考えてみる)

サラリーマン平均年収の推移(平成24年)-年収ラボ

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もちろん人生の値段なんてお金には換算できないぐらい貴重なものであって、ほんとは1億円でも安いぐらい。

だから「少なく見積もって」1億円(!)の価値があると思ってもバチは当たらないと思います。

もちろんこの資産は外部環境の変化や自分自身の行動で増減し、そして何も意識しなければ、ある一定の年齢からは加齢による心身の変化・老化に伴って、自然と減少していくものです。(終身雇用を前提とすれば年収は上がっていくはずですが、これからその前提が崩れていくのは間違いないでしょう)

そういう意味ではこの1億円を元本として、人によって色んな戦略が考えられるはず。

お金と時間を自分自身に投資して、1億円の元本を増やしていく。= 「スキルアップや経験を積んで年収をあげていく」

お金 and/or 時間を投資して、金融資産を創る(自分自身以外にも元本を創る)。= 「資産のポートフォリオを構築」

お金 and/or 時間を投資して、金融以外の資産(大小のビジネス、不動産など。上記アプリなども含まれる)を創る。= 「資産のポートフォリオを構築」

配当の範囲で慎ましく生活する。= 「節約や貯金をする」

元本を取り崩しながら楽しむ。=「将来への備えをせず日々刹那的に生きる」

などなど・・・

もちろん選択肢は自分にあります。

いずれにしても1億円(!)の資産を持っていることを意識しながら、自分の時間やお金の使い方を見直してみる。

そういう意味で、定期的に(最低でも年に一度ぐらいは)自分の資産状況を意識しても良いかもですね。




ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)