当たり前のことを手短に。
誰もが幸せになりたいと思っている。
幸せになんか絶対なりたくない、という人はいないはず。
たいがいの人は、その幸せの形を探して、本を読んだり、映画を観たり、人から話を聞いたりして、自分もそうなりたいなぁ、と想いを膨らませる。
ありたい姿を思い描くことそれ自体は、自分の人生を現状から変革していくのに、とても大事なことであるのは間違いないです。
でも忘れてはいけないことは、そうやって周りを参考にしながら現状を変えようとすることと、自分が幸せであることとは、
何も関係がない
と思うのです。
それは他人の人生は、自分には生きられないのだから、そんなこと気にしてもしょうがないよね、ということがひとつ。
さらには、本や映画や人づての話というのは、基本的にドラマになっているということ。
平たく言うと、人に伝えやすい加工がされている、わけです。
そしてドラマには演出と省略がある。
つまり基本的には、ハイライトしかない、ということ。
例えば何かを達成しないと幸せになれない。
一番分かりやすい言葉でいくと、
「成功」しないと幸せではない、
そんなことはないはずです。
027: Everyday / niseag03
30,000日ある人生を構成しているのは、今日という一日。
一日一日が幸せで充実していれば、もっと言えば、毎分毎秒が幸せであれば、その人の人生は幸せであろうと思います。
目の前に起きていることから目をそらし、ここではないどこかへ、今自分が持っていないものを追い求める。
そうではなくて今日という一日を、今この瞬間を、どうやったら悔いなく、そして幸せに過ごせるかどうか。
幸せの青い鳥が、過去や未来の国ではなく、自分の部屋の鳥かごにいたという童話は、誰もが知っているけれど、しかし実践出来ている人がほとんどいない、深いテーマだと最近とみに感じます。
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