One hour valet neon sign — Kalamazoo Valley Museum 055 / Corvair Owner
昔教わった考え方で、日頃意識しているものの一つが、
1. パレートの法則の応用
2. 可処分時間100時間の使い方
を組み合わせることです。
パレートの法則はご存知の方も多いと思いますが、俗に言う、80:20の法則。
ビジネスでよく使う考え方としては、
「成果の80%は、全体の(上位)20%のものから生み出されている」
というところだと思います。
ビジネスだけでなく、社会の色んなところで観察されている経験則。
蟻の群れのうち、真面目に働いているのが80%、働かないのが20%。
とか
文章で使われる単語の8割は、全単語数の2割に当たる頻出単語である。
とか
都市の交通量の8割は、都市全体の道路の2割に集中している。
身近にある『80対20の法則』 – NAVER まとめ
ではこのパレートの法則、上位20%のものに対して、もう一度法則を適用してみたらどうでしょう。
<2回目>
20% x 20% = 4%。
成果は、
80% x 80% = 64%。
そしてさらに。
この上位4%に対して、もう一度法則を適用すると、
<3回目>
4% x 20% = 0.8%。
成果は、
64% x 80% = 51.2%。
つまり、
20% x 20% x 20% = 0.8%
80% x 80% x 80% = 51.2%
上位1%で構成されているものが、成果の51.2%。
つまり半分を生み出している、ということになります。
2. 可処分時間100時間の使い方
可処分時間は、つまり睡眠時間、食事、入浴など、人間的な生活を営むのに必須の時間を除いた時間のこと。要は起きて、仕事やプライベートに使っている時間ですね。
だいたいどんな人でも100時間/週はありますが、これに先ほどのパレートの法則を応用すると、3回目の計算で上位0.8%なわけですから、100時間のうち、約1時間。つまり、
この1時間の使い方が、週全体の成果の半分を決めてしまうことになります。
んなわきゃない?そんなの数字のお遊びじゃないか。
自分も最初この話を聞いたときに一瞬そう思ったのですが、ふと頭をよぎったのがかつての上司の言葉。
当時その方が口酸っぱく言っていたのが、
「朝出社したら、まず最初に今日のTo Do Listつけろ。手書きで。毎日書き直しても構わないから、必ずつけろ。」
でした。
To Do Listなんて掛かる時間は毎朝10分とかですよ。平日毎日つけても合計一時間弱。
でもスーパー仕事が出来るその方は、ほんとに愚直に毎朝つけてました。(席にいくと紙に書きなぐってあるTo Do Listが必ず置いてあるのでちょくちょくのぞき見して、自分に割り当てられたプロジェクトの進捗確認が今日入りそうかどうかをチェックしていたのはここだけの話・笑)
で、影響を受けて自分もそれから何年も継続していますが、自分が身につけた良習慣Top 3に確実に入るほど効果はあったと断言できます。たかだか毎日10分、1週間で1時間ぐらいの時間の使い方を変えるだけで。
これ、かなり色んなことに応用が効く考え方だと思います。
今の業務や生活の中で、
週全体に影響を及ぼす、最も大事な一時間の活動があるとしたら、それは何だろう?
これをやるのとやらないのとで、がらっと状況が変わるもの。
1週間に細切れで使う類いの活動か?
集中して1時間取るべき類いのものか?
人によって千差万別だと思います。
逆にそういったものがないとすると、一度今の活動の重み付けも含めて、見直してみる良いきっかけになるかも知れません。
あなたにとって、一週間のうち最も大事な一時間はなんですか?
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