昨日の続きです。
「想いが伝わるのは言葉ではない。」ということを、昨日は書きました。
言葉は便利だが、あくまで自分の想いや意志をより伝えやすくしたり、広範囲に届けるためのものであり、その根っこには必ず伝える相手の想いを感じる姿勢と、こちらとして伝えたい明確な想いがあることが、重要だと。
でも、なんだかこのままだとスピリチュアルな方向に行きそうなので(笑)、 自分の具体的な体験談など。
例えば、プレゼンテーションの時など、もの凄くはっきり分かります。
今まで色んなプレゼンをしてきましたが、基本的にプレゼンは事前準備と練習が命。
もちろん当日のアドリブだけで、軽やかにプレゼンしてしまう化け物みたいな人もいますが(笑)、そういう天才系を除いて、普通の人はどこまで事前にしっかりとした準備ができるかが、本番の質を大きく左右します。
誰もがすんなり理解できるようプレゼンの流れを綿密に構成し、一枚一枚のスライドの内容と文言を徹底的に吟味し、どういった言葉であればより伝わるのか、当日話すスクリプトを何度も練り直す。そしてそのスクリプトを何十回と読み込んで完全に暗記して予行演習を重ねる。
まー、限られた時間で毎回ここまではなかなか出来ませんが、でも本当に大事なプレゼンとかだとこれぐらいやる方はいくらでもいますよね。あのジョブズですら(or だからこそ)めちゃくちゃ準備していたわけですから。
ただ一方で、個人的な体験として今までやったプレゼンで「桁外れに」大成功!!と呼べるものは、自分の場合は共通していて、
「暗記したはずのスクリプトを緊張でど忘れ。本番はアドリブで話す。」
・・・
今までの話、なんやってん!?というツッコミが入りそうですが(苦笑)
でも共通していたのが、
「何を伝えたいか and 伝わっているかだけに徹底的に意識を集中できた」
ことです。
当然それまでの綿密な準備がなければグダグダに終わっていたはずです(そんなことは数え切れないほどありましたが・泣)。しかしきっちりと準備して、何を伝えたいかを自分の中で完全に明確に出来ていたとき。事前準備のスライドやスクリプトをひたすらなぞるのではなく、全ての意識を伝えたいことに集中できていたとき。
この時の感覚は、どのように話すかということすら考えていなくて、ひたすら自分の伝えたい事が相手に伝わっているか、相手(聴衆)の周波数と自分の周波数をひたすらチューニングして合わせ続けるような感じでしたが、例外なく凄い反響がありました。
当たり前のことですが、技術はもちろん必要。
音楽家が自らの情熱を伝えるために、楽器を死ぬほど練習しないといけないように、何かを伝えたいと願ったら、その手段にはできるだけ習熟しておいたほうが良い。
しかし大事なことは、楽器を弾くことそれ自体ではなくて、何かを伝えたいというその根っこの想い。
ついつい忘れちゃうんですけどね。
そもそも伝えたい想いがあるのかどうか?そしてそれが伝わっているかどうか?もっと伝えられるためにはどうすれば良いか?ということを常に意識すること。当たり前のことなのですが、一番大事なことだ、と再確認した次第です。
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