先日書いた、もがく人。について、ありがたいことにまだ反響が続いています。
自分が過去もがいてきた遍歴の一部が、少しでも誰かの参考になったのであれば、とてもとても嬉しいです。
一方で、色んな方から対面で、「彼」は今どこで何をしているのか、と聞かれました。
書こうかどうか本当に迷ったのですが、その場でもお答えしましたし、隠すことでもないので書いておきます。
彼は、10年以上前に自らの意思で人生に幕を引きました。
そういうつもりで書いたのですが、私の表現が拙かったことで、もしも誤解をされている方がいらっしゃったなら、本当に申し訳ありません。
このまま何も触れずにいることも当然考えました。一方でこのブログは基本的には、自分の日々の思考、想い、行動を公開している場です。そういう意味で私の分身でもあります。
自分は小説家ではないですし、なにか作品を残してあとは読者の想像に委ねる、という形ではなく、対面と同様、読んで頂いている方との1 対 1の継続したコミュニケーションのように、きちんとこの場で事実をお伝えすることが大事だと思いました。
もしお会いした時に問われて話す内容なのであれば、同じようにこのブログでも書き残しておくべきと考えた次第です。
あのエントリーは、私の決意表明です。
私よりも遥かにもがいていた彼の分まで生きるんだ!なんておこがましくてとても言えませんし、私にはそんな資格はありません。
だけど、あの時苦しんでいた私をまるごと肯定してくれた彼に、顔向けできないような生き方はしたくない。人生は一度しかありません。大げさかも知れませんが、悔いのないよう自らの生を精一杯全うするのみ、そう思ってあのエントリーを書きました。
おそらくこれから、日々の思考や行動を公開しているこのブログにも、過去もがいてきたのと同様に、もがく姿を少しずつ晒すようになると思います。
私をリアルでよく知っている方には普段から見知った姿だと思いますが、 常識から外れることも、呆れられることも、情けない姿も、お見せするかも知れません。
一方で、自分の思考や想いを読んで受け止めてくれる人がいる。そのことがどれだけこのちっぽけな自分を奮い立たせてくれるか、一歩踏み出そうと考えるきっかけになるか。
縁あって、広大なウェブの片隅のこのブログを読んで頂いてる方には、本当に感謝しかありません。改めて、ありがとうございます。
そしてそのお返しに、ほんの少しでも読んで頂いた方の中に何かを残せたのなら、これほど嬉しいことはありません。
できれば、これからもお付き合いいただけますと幸いです。
最後に。
もしあなたが、もがいている人であれば。
それがどんなにみっともない姿だろうと。私は絶対にそれを笑いません。
どうか勇気を失わずに少しでも前に進んでいけますように。
もがきましょう。一度しかない人生。
一歩でも、前へ。
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