ケツは自分でひっぱたく。

いきなりですが正直に告白しますと、私は元々めちゃくちゃだらしなく怠惰な人間であります。(ご存知の方もたくさんいらっしゃいますが・・・)

もし世間の目とかがないんだったら、どこまでも堕落していける自信は今でもあります(キリッ

書ける範囲で例を挙げれば(汗)、学生時代のアパートの部屋は、捨てられない新聞と折込チラシと雑誌が、床に隙間なくびっしりと広がり、しかもそれが積み重なって地層のようになっていました。あと冷蔵庫は(以下、自粛・・・

就職の際に部屋を引っ越したとき、入学当時の新聞が一番下から出てきて、文字通り地層だったことに笑ってしまったことを思い出します(遠い目

精神的には意外とタフなほうだとは思いますが、気力が沸かないときは本当に何もする気が起きなかったものです。いやー、ひどかった。




現在でも、人に比べて勤勉かというと全くそんなことはないのでお恥ずかしいですが、とはいえ自分の過去との対比で言えば、今は相当マシになったと思います。(あくまで自分比)

怠惰な性格で、それはもう色んな人に迷惑を掛けて、自己嫌悪にもなり、こんな自分はほんとにコリゴリだ!と思った経験は数え切れないほどあるのですが、やはりそこからなんとかしようと動き出した最初のきっかけになったのは、入社した会社でめちゃくちゃ優秀な先輩や上司を間近で見てからです。(今から振り返ってみても、こんなだらしない人間なのにも関わらず、色んな方に目を掛けて頂けたのは、本当に幸運でした。)

遠目からはものすごいリーダーシップを発揮してチームや部署、会社全体を引っ張っている人であっても、共に仕事をし、親しくさせて頂く中で見えてくるのは、外に見せている顔の裏にある逡巡や弱気、悩む姿。

でもそういう人達に共通しているのは、最終的に、自分のケツを自分でガツーンとひっぱたいて、前に出るんですよね。それは能力とか適性とか性格というよりも、そういう習慣にしている。ダラダラいつまでもしていない。期限を切って確実に前に一歩踏み出す。そういう癖。




もちろん使命感とか、そういう自分の心の内から溢れる内発的な動機に突き動かされる話って、すごくカッコいいし、心惹かれます。

だけど24時間365日やる気に満ち溢れて、がんがん行動している人って、(外からはそう見えていても)いないんですよね。辛いときや気力がないときも当然何度もある。それでも泥臭く自分を強制的に足を前に進めさせる。そんな前に出るための強制力が働く習慣や仕組みを必ず持っている。

お前の怠惰な性格と、凄い成果を出している人の逡巡を一緒にするな、というツッコミもあるかと思いますし、実際あまりにレベルが違う話なのはその通りなのですが。

とはいえ、気力が弱まったときでも、強制的に一歩前に踏み出す仕組みを(気力と関係なく)持つべきという意味では、レベルは違えどベクトルは同じ。

例えば、このブログも私にとっては、強制力が働く仕組みです。毎日書くと決めて宣言しているので。

またここで書いていることで、自分で出来ていないこともたくさんありますが、読んだ友達から記事を読んで「おまえ、できてないじゃないかー」とたしなめられることもあり(笑)、そういう意味で、私にとって自分でケツをひっぱたくツールになっております。(この場合は他者ですが、きっかけは自分が公開している記事なので。)

別にブログである必要は全くなく、それぞれ自分に合った強制力が働く仕組みをどれだけ持っているか。

私ほど怠惰な人もなかなかいないとは思いますが、それでもなんとかやっていけているのは、このことを知識ではなく間近で観させてもらったからだと思っています。




ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)