先日、地球儀の話からなぜか次元の違いについて思いを馳せました(笑)
次元の違いについて。 | カジケンブログ
量が質に転化するレベルで積み重ねてきたものが、次元の違いを生む、ということを書いたのですが、文字通り桁が違う、例えば10倍ぐらいの経験や練習量などの違いですね。
これはある意味地道な積み重ねですが、そもそもの話として
何でも10倍にできないか考えてみる、というのは面白い思考の習慣だと思います。
まーよく言われることではあるので、細かくは書きませんが、
– 売上を10倍にする。
– 年収を10倍にする。
– 集客を10倍にする。
– 1/10の時間で達成する。(10倍の時間密度)
– ブログのアクセス数を10倍にする。
最後は自分の話になりましたが(笑)、この類の話では松下幸之助さんがおっしゃったといわれる言葉がよく知られているものでしょう。
以下、GQ JAPANの記事を引用します。
3%のコストダウンは難しいが、3割ならばすぐにできる « GQ JAPAN
この文句はカーラジオのコストダウンをするときに松下幸之助が事業部長に語ったものだ。以前、松下電器はトヨタから車載のカーラジオについて、毎年、3%のコストダウンを求められていた。ところが、ある年のこと、アメリカに輸出する車のために、突如、「3割、安くしてくれないか」と相談されたのである。
担当の事業部は無理だと判断し、断ることにした。だが、松下幸之助は「まあ、よく考えろ」と諭したという。
「3%だったら、今までの延長線上でコストダウンを考える。しかし、3割下げるには商品設計からやり直さなければならない。そうだとしたら、3割は無理ではない。やってみよう」
結局、すべてについてゼロから設計をやり直し、なんとかコストダウンを達成したという。松下幸之助が言いたかったこととは、今までの延長線上で物事を処理するなということ、そして、一見、無理に思えるようなことでも、とにかく深く考えてから結論を出せということだ。
3%のコストダウンではなく、3割(30%)ですから、これも10倍。
10倍にしようとすると、文字通り次元が異なる発想が必要になるってことですな。
もちろん、時間軸の取り方をどう考えるのかとか、言うは易し行うは難しの話ではあったりします。
とはいえ、ついつい目の前の目標や課題を、既存の延長線上で解決することばかりに躍起になってしまうとき、顔を上げ目線をぐっと引き上げて、まったく違う次元の方法を考えてみる。そういう姿勢は身につけておきたいものです。
何でも10倍にできないか考えてみる、というのはそのための一つのやり方かも知れませんね。
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