ベイビーステップ。

先月、ブログの読者で現在海外留学中の大学生の方と、Skypeで1時間ほど話をしました。

海外留学中の大学生の方とSkypeで話をしました。 | カジケンブログ

そのときに、

 

カジケン:せっかく外国にいるのなら、そこでしか出来ないことを何かやったほうがいいですよ。

 

という話をしたら、

 

Yさん:現地でも日本人同士で固まってしまう人が多い。留学生が、(留学前にも習得した)日本文化を外国人に教えることで、もっともっと交流を図りたい。

 

と言うので、ええやん、それええやん、と盛り上がっておりました。

 

ただ何からどう手をつけて良いか分からない、とのことだったので、

 

カジケン:いやもうそんなん、ベイビーステップでしょ。めちゃくちゃ小さなことでいいから、何か始めてみようよ。じゃあ、いつ?今でしょ!

 

というのは、ちょうど彼が旅行に出る直前だったり、学期末でテストにみんな忙殺されるので現実的に難しい、とのことで、じゃあ3月末までにという期限を決めてSkype終えたんですが、昨日進捗の連絡が来ました。

ブログで紹介して良いとのことなので、一部抜粋してご紹介します。

ーーーーー 以下、紹介 ーーーーー

一番とっつきやすくて、外国人にウケがよさそうな書道を通じて日本文化を外国人に伝える機会を作ろうと考えました。

 そこで、一緒に寮に住んでいる書道が上手な日本人にお願いして講座的なのを開いてもらうことを計画したのですが、直前にキャンセルされてしまい実行までこぎつけられず。こうなったら自分でやってやろうと道具だけ借りて自分だけで練習してみたものの、あまりのセンスのなさに、日本文化の逆理解につながることを危惧して断念(こういう時には僕自身のサービスが本当に欲しい!w)

 結局期末の時期で忙しくなり、時間もうまく取れるようにならなくなり、暗雲立ち込める。でもこれで終わったらベイビー以下だと自分に言い聞かせて、最後に打った手がずばり!

 相部屋のフィリピン人をパソコンの前に座らせて、Googleでかっこいい書道の画像を見せながら、漢字と字体に込められた意味の解説

という、本当にベイビーな一歩に終わってしまいました( ; ; )自分の見通しの甘さなど、反省点盛りだくさんです。

ですが、サンプルは少ないですが、学ぶこともありました。

・やはり外国人は漢字によく食いつく。あれを書けるだけでもすごい、という発想なので、それをさらに芸術に、というと、そのフィリピン人は「やるなー」と言った感想を持ってました。笑

・いざ「書道講座やりまーす」って言うの、なかなか度胸がいる。そして、これを出来るのなら、日本文化を知らずして友達いくらでもできるだろうなと実感(笑)。これを実行に持っていくなら、度胸なくても人を集められるようなスキームとかも作らないと、本当に価値のあるものにはならないなと感じました。

・単純に、文化云々とか難しいこと言わないで、日本語、中国語を筆で習うっていうビジネスは、クールで意外に人気が出るのかもしれないとふと思う。

 まあ、しょーもない活動の中からでも、こういう気づきを得られただけ、やはり小さくても行動というのは大事ということは実感できました。今回はベイビーというか胎児レベルのような気もするので、今度はよちよち歩きくらいのレベルで何か行動起こしてみようと思います。僕も、自分の空の箱をどんどん埋めていこうと思います。

ーーーーー 以上、紹介おわり ーーーーー


素晴らしい。

突っ込みどころはもちろん色々ありますが、そんなことはどうでもいいです。赤ちゃんのような歩みでも、一歩踏み出したことに優るものはない。

踏み出してみて、初めて気づくこと、感じることがたくさんある。それは踏み出さないと絶対に得られないものです。

0を1にするのは大変ですが、一旦動き始めたものを加速させる(1を10、10を100)のは、そこまで難しくありません。

多くの人は、大人のようなしっかりした一歩をいきなり踏み出そうとしてためらい、結局そのまま色んな言い訳をして立ち止まり続けます。

どうやったらいいか分からない。

笑われたらどうしよう。

結局将来それが何に繋がるのかよく見えてない。

・・・

そんなことを気にしているぐらいなら、赤ちゃんのような小さな小さな一歩を踏み出してみたらいいと思います。

一歩踏み出したら、次の一歩、そして次の一歩と、きっとそれが繋がっていくはず。

Yさん、応援しています。メールありがとう!

 

ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)