全ての結果には原因がある、という考え方があります。
西洋的には哲学における因果律。東洋的には仏教における因果、もしくは因縁(厳密な定義では違うかも知れませんが、ご容赦を)。
一番分かりやすいのは、Steve Jobsの有名なスタンフォードでのスピーチにある、Connecting Dotsですよね。
“You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever.”
”未来に先回りして点と点をつなげることはできない。君たちにできるのは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。だから点と点がいつか何らかのかたちでつながると信じなければならない。自分の根性、運命、人生、カルマ、何でもいいから、とにかく信じるのです。”
ここでは少なくとも2つのことを前提としています。
– 結果には原因がある。
– しかし将来の結果に繋がる現在の原因を確定することはできない(or 非常に難しい)。
天気予報ですら外れることがあるわけで、そりゃ人間の人生なんてなおのこと。
とはいえ因果律が正しいのであれば、すべてのことは(予測は難しくても)必ず何かに繋がっていくはず。人間の知性ではどんな結果に繋がるかを正確に予測するのが難しいだけであって、現在の行い全てが何らかの原因となって将来の結果に繋がっていくってことです。
さて。ここから一気に話のレベルが下がりますよ。
◯ You are what you eat.
You Are What You Eat – WinterFarmersMarket20070303-31 / roland
これって過去食べたもので自分の身体が構成されてるのと似ています。
もちろん食事と身体の健康の関係のほうが遥かに因果関係が分かりやすいけれど、どんなに健康に気を使っても病気をすることはあるし、事故にあって怪我をするなど予測不能な外的要因に撹乱される場合があるところも。
いずれにしても、先人の経験と研究の結果、完全ではもちろんありませんが、長期的に見て(人生 or 健康)に「良い」とされるものと「悪い」とされているものは、知恵や知識としてある程度確立しています。あとは粛々と行動するのみ、のはず。
と言いつつも、体に悪いものは得てして美味いんですよね。。。飲み会後の締めのラーメンとか最高やん?
でも毎日食べたら、めっちゃ身体に悪いのと同じで、ストレス発散と称して毎日だらだらと遊び歩いたり、長時間ネットサーフィンをしていても、なかなか将来には繋がらない。
今日だけはいいか、ちょっとぐらいはいいだろう、と考えてしまうけれど。
でもその毎日の行動は「全て」未来に繋がっているわけですな。
美味いものをひたすら我慢して粗食だけで生きる必要はありませんが、日々の行動の全てが未来に続いていることは忘れないようにしておきたいです。
“You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever.”
”だから点と点がいつか何らかのかたちでつながると信じなければならない。自分の根性、運命、人生、カルマ、何でもいいから、とにかく信じるのです。”
今の行動が、きっと未来の何かに繋がると信じて、日々を疎かにせず頑張るのみですな。
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