イチローと同じく、打率ではなく安打数を追求する。

batter up
batter up / dcJohn


よく言われることではありますが、打率ではなく安打数を追求するべく、打席にどれだけ立てるかがやっぱり大事だなー、と最近よく感じます。

何を言っているかというと、かつてに比べて明らかに普段踏み出す行動の数と種類が増えているため、必然的に失敗を経験することが増えるのです。

特に新しいことを試みようとするケースも多いため、当然、最初はうまく行かないこともたくさんあります。

しかし結果として、行動の数が増え、自分の目標に直接結びつくような良いことがあったり、自分の壁を突き抜けるような経験ができる。一方で、行動して失敗し、嫌な思いをする回数も増える。

野球に例えると、打席に立つ回数が劇的に増え、その結果ヒット数が増え、たまにホームランも出る。ただし、凡退の数も増える。

そんなイメージですかね。

例えば、打率3割は一流選手の証ですが、打数が違うと全く意味が変わってきます。

1) 打率3割 = 3安打 / 10打数 (内、ホームラン0本)
2) 打率3割 = 30安打 / 100打数 (内、ホームラン10本)

何年か前まで、私は明らかに1)の方でした。

しかし人生は打率というより、安打数ですよね、やっぱり。

イチローが打率よりも安打数を重視していて、それは打率を気にすると、(打率が減るかも・・・と)打席に立つのが怖くなる。安打数を気にすると、(積み重なるしかないから)打席に立つのが楽しみになる。とコメントしているのは結構有名な話ですが、まさしくそれと同じことなのかなと。

イチロー、4000安打生んだ「逆転の発想」 :日本経済新聞

イチローが大切にするもの。それは打率ではなくヒットの数だ。「終盤戦に首位打者を狙う駆け引きで、打率を下げないためにわざとベンチに下がる選手になりたくない」とも口にする。

打率ではなく、ヒットを積み重ねることだけを考えれば、目標は日々達成されて高いモチベーションが保たれる。その高いモチベーションが、さらなるヒットを生むという好循環が生まれるわけだ。

もちろん打率が高いに越したことはないですが、自分の周りで突き抜けてる人ってみんな打席に立つ回数が圧倒的に多いんですよね。

裏を返せば、ほとんどの人は打率ばかり気にして打席に立つ回数が少なすぎて、そもそも規定打席に達してない人ばかりとも言えるかも知れません。

もちろん何の見込みもないのに(どれだけ打席に立ってもボールがバットにかすりすらしないのに)頑張ろうとするのは無駄な努力でしょうが、ある程度のレベルであれば、後は安打数を積み重ねる。そのためにはとにかく何度も打席に立つ。凡退の数も増えますが、気にしない。そんな暇があれば、なぜ凡退したのかを考え、すぐにまた打席に立ち、安打を狙う。

結局、各人が抱える有限の時間の中で、(致命傷さえ負わなければ)どれだけ安打を積み重ねられるか。そうすれば、たまにホームランが出たりもするわけで。これは打席に立つ回数が少なければ、まず望めないこと。

打率なんて気にせず、とにかく打席に立ってバットを振るぞ!

そんなことを思いながら、今日も打席に立ち続けます。

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