「出来なさそう」なことばかりやる人。「出来そう」なことばかりやる人。

自分の周りには極端にいえば、二種類の人がいます。

いつも、「それどうやって実現するの?」ってことを追いかけている人と、
自分にできる範囲のことをずっと繰り返している人。

前者のメンタリティは、行方を遮る障害は「あって当たり前」。

だってどうやって実現できるか、自分でもまだはっきり分かっていないものを目指しているから、当然色々と障害や壁にぶち当たります。

Hurdles
Hurdles / julie.froo


さながら、陸上のハードルレースに出ているようなもの。

障害は当然あるものだし、それは乗り越えるものと考えている。もし足を引っ掛けて転ぼうがハードルを倒そうが、それを越えた分だけゴールに近づくことを意味するので、ヘタしたらハードルが来たら喜んでいたりする。「これ全部クリアできたら、ゴールできるぜ!」みたいなノリで。

例えハードルにつまづいて倒れてしまっても、凹むことなくどうやったら早く立ちあがって、また走りだせるかに集中している。

いつ出てくるかのタイミングは分からなくても、ハードルがあることも、それで転ぶことも、全部織り込み済みなんですよね。

そして運良くゴールできたら、また次のレースを見つけて、準備を始める。ゴールできなくても実は同じプロセス(笑)それの繰り返し。そんな感じ。

かたや後者の。自分に出来る範囲のことをずっと繰り返している人。

そもそもハードルがあるレースに出ているという自覚が薄いので、ハードルに出会ったら途端にテンションが下がったり、自分の不運を嘆いたり、足引っ掛けたらどうしよう・・・とかハードルを越える前から悩みだしたり。そして足が止まる。人によってはそのままレース棄権しちゃう、みたいな。

異常に失敗を恐れるし、観客席(という自分の周囲)からどう見られているかをとても意識している。

あ、あとたまに、スター選手のTwitterや本を読んで、自分がレースに出たつもりになっている人もいますが、それは論外として(笑)

この両者を比べると、ゴールに到達しようがしまいが、前者の方は新しい経験を積み、どんどん成長していきます。

以前も何回か書きましたが、子供は普通にしていれば勝手に成長しますが、大人になったら成長は自己責任。

イチローに学ぶ、自分という人間を作っていくこと。 | カジケンブログ
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自分を成長させるようなチャレンジを常に試みようが、同じことをずっと繰り返して成長しないという選択肢を取ろうが、それはその人の意志です。もちろん、転んだ(失敗した)ときに致命傷を受けないようなリスクヘッジをどうするかも含めて、自己責任。

人生のあらゆる場面で挑戦しまくれ!なんて言うつもりはありませんが、でもいい歳した大人だったら、何か一つぐらいは常に「出来なさそうなこと」に挑戦する生き方をしたいものですな。

ハードル上等!




ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)