今日は手短に。
アウトプットをすることで、逆にインプットの質が飛躍的に高まるということはよく言われることです。何回か当ブログでも書いてきました。
できるかぎりインプットはアウトプットを前提とする。 | カジケンブログ
出すと入ってくる。 | カジケンブログ
インプットとアウトプットの関係は、パソコンやスマホのアプリでイメージすると分かりやすいかも知れません。
一言でいうと、
インプットは(アプリを)「ダウンロード」
で
アウトプットは(アプリを)「インストール」
です。
Home / Robert S. Donovan
ご存知のようにパソコンやスマホはアプリが使えなければ、ただの箱です。購入時に既に色んなアプリが組み込まれているのが通常なのであまり意識はしませんが、アプリを後から追加することで、どんどん新しい機能が増えていきます。
スマホでは当たり前ですが、アプリは今の時代インターネットからダウンロードして入手することがほとんど(10年前までのパソコンは、お店でパッケージを購入するものでした・・・)。
ただし、アプリをダウンロードしただけでは、通常そのアプリが使えるようにはまだなっていません。インストールという、そのアプリを組み込む作業が必要になります。スマホの場合はダウンロード直後に自動的にインストールもしてくれるので、通常意識することはありません。一方パソコンでは利用者が明示的にその作業をする必要がありますが、実際の仕組みはどちらも同じです。
そもそも、インストールとは何かというと。
ダウンロードしたファイル群を、所定の場所に格納することです。しかしパソコンやスマホによってOSのバージョンは違うし、ダウンロードしたファイルの、置き場所も違います。それをそのパソコンやスマホにあった正しい場所にそれぞれファイルを格納して、アプリが作動するようにすることをインストールといいます。
(厳密にはもう少し複雑な作業をしていますが、本筋とはずれるのでご容赦のほどを。)
これって、知識を使いこなせるようになるのと、とても似ています。
本からにせよ、セミナーや人から直接にせよ、いずれにしても知識というのは、基本的に他者から学びます。
しかしそれは、他者に伝えようとする言語化の過程で抽象化・一般化されているため、それを知識として知っただけでは、本来いきなり活用できないことがほとんどです。泳ぎ方の本を読んでも、いきなり泳げるようにはなりませんよね。
活用できるようになるためには、その知識を自分なりに咀嚼する作業が必要になってきます。さながら、知識を自分の肉体や精神にインストールするかの如く。
そしてその落としこんでいく作業の際、アウトプットという方法がメチャクチャ効果があるのです。
本を漫然と読むより、書評を書くつもりで読むと明らかに速く深く理解できるように。
水泳だって、習ったことをすぐにまた別の誰かに教えなければいけないと思えば、めちゃくちゃ身につきます(体験済み)。
要は自分ごととして真剣に捉えられるようになるんですよね。
もちろんアウトプットすれば、それで何かが簡単に身につくというものではありません。あくまで理解が深まったり、身につくスピードが早まるということです。でもやったほうが確実に効果的。
ってことで、今日もコツコツとアウトプットしていくのです。
自分に新機能をインストールするために。
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