宇宙飛行士界から見ても大事なこと。

今日かなりバズっていたので読まれた方も多いと思いますが。

宇宙飛行士界に見る、30代から「伸びる人」 (東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース BUSINESS

この方も紹介されていましたね。

 
この記事、全文をそのまま引用したいぐらいどの箇所も刺さりまくりで、本当に素晴らしい記事でした。 万が一未読の方がいらっしゃれば、ぜひご一読を。 その中でブログに絡んでご紹介するとすればこの部分。少し長くなりますが引用します。

——————– 引用ここから ——————–

日本の宇宙飛行士選抜では書類審査の後、第1~3次試験まで、約1年間かけて心身共に徹底的に審査が行われる。「選抜の後半に残る人は頭がいい。自分がどう反応すれば審査員に”受ける”かは予習してくる。だからそうじゃない方向に揺さぶりをかけるんです」と山口は言う。

1回や2回の面接なら誤魔化せても、回を重ねるうちに、見えてくることがあるという。「いくらいいことを言っても、その言葉が自分の経験で裏付けられていることや、つねに自分が考えていることでなければ、聞いている側の心に訴えない。頭に入らないんです。きっと感情が乗ってこないからでしょうね」(山口)。

あまりに美しい理想ばかり並べる人には、あえて“外す”ような質問をするという。たとえば「失敗したことはありますか? 」と。 

「大事なのは失敗から何を学んだか。どうやって失敗をリカバーしたか。同じ失敗をしないために前向きに考えているか。そういう質問を重ねることで、自分を客観視できているかどうかがわかります」(山口)。

宇宙飛行士の山崎直子さんは「宇宙飛行士の選抜試験で、付け焼き刃で準備できることはほとんどなかった。それまでの人生そのものが選抜試験の対象と感じた」と証言する。

「面接では、子ども時代までさかのぼっていろいろ聞かれました。学校も部活も習い事も、途中でやめたものもたくさんあるが、失敗もなにかしら必ず学びになる。何を学び考えてきたか。試験の過程で私自身も見つめ直すことになった」(山崎さん)。

急ごしらえで、見栄えのいい自分を作り上げるのではなく、自らの過去の経験を振り返り、もともと心の奥にあった考えを言語化する。相手の「心に響く」言葉はそうして生まれるのだろう。

——————– 引用ここまで ——————–

これは一言で言えば「内省」をどれだけしているか、ということだと思います。

私は元々読書好きということもあり、社会人なってからしばらくの間は、ビジネス書やマーケティング系の本、自己啓発系の本をめちゃくちゃ読みあさり、そういった本で得た知識を偉そうに語る薄っぺらい人間でしたねぇ・・・(たいして今と変わらない?・苦笑)

ビジネスでもプライベートでも、ハッタリが大事な場面はもちろんありますし、特に経験も知識もない頃はとにかく知識だけでも増やさねば、ということで仕方がない面もありますが。

とはいえ、借り物の知識を振りかざしても、分かる人には当然バレています。

たとえるならパソコン用のソフトをダウンロードだけしたまま、インストールをしていないみたいなもの。

そうではなくて自分の今までの経験に根ざした心の奥にある考えを引っ張りだす。そのためには言語化をなるべく試みるというのは、自分自身にある概念や考えをインストールするために極めて有効な手法の一つだと思います。

私の場合はブログでこれが出来ないかを試していますが、ブログや日記以外にも、とにかく信頼できる人にメンターや相談相手になってもらい、自分の考えを話す時間を頂戴するというのも一つの方法。

言語化なんて誰でもできそうなのに、意外と多くの人がやっていないこと。 自分に合ったやり方を見つけたいものです。

関連記事↓

他人事を自分事に解凍する。 | カジケンブログ

リンク切れのまま放置してません? | カジケンブログ

凡人が考え続けるためのツール:スマートノート | カジケンブログ






ちなみにカジケンの会社、絶賛エンジニア募集中です!(笑)