人生とは自分を見つけることではない。

アイルランド出身の劇作家、バーナード・ショーの言葉が結構好きです。
(マイ・フェア・レディの元ネタであるピグマリオンを書いた人でもあります。)

正確に観察する能力は、それを持っていない人間からは、皮肉と呼ばれる。

(The power of accurate observation is commonly called cynicism by those who have not got it.)

 

私の冗談の言い方は、真実を語ることである。真実はこの世の中でいちばん面白い冗談である。

(My way of joking is to tell the truth. It’s the funniest joke in the world.)

と身も蓋もないジョークというかへらず口なんだけど本質的なことを言っていて、ヒゲもじゃもじゃなところも含めて、自分の恩師に似ていることもあり(笑) 続きを読む «人生とは自分を見つけることではない。»

お腹いっぱいなことに気づかない。

まだ自分の中でもうまく整理できていないのですが、書いてみます。

とても極端なことを言えば、日々の時間は次の3つに大別できます。

1. 現状、何か満たされていないことを感じる。

2. それを満たすための行動を取る。

3. 行動の結果、満たされている。 続きを読む «お腹いっぱいなことに気づかない。»

人生は前進しかない。

全ての経験を血肉にしたいな、と最近よく思います。

人間ですからうまくいくこともあれば、いかないこともあります。

しかし絶対に失敗しないように生きていくという道があったとして、それは一切チャレンジをしない、ということを意味するでしょう。

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自分なりの灯台を持ってみる。

高校の時、毎日クラシックギターの練習をしていました。

楽器ってたいがいそうだと思いますが、最初に基礎練習として指(or 口など)慣らしの練習をします。

毎日練習していると当然毎日やることに。

そうやって毎日毎日同じことを繰り返していくと、だんだん分かってくるのが、自分の調子って、日々微妙に違うこと。

全く同じように過ごしているつもりでも、 続きを読む «自分なりの灯台を持ってみる。»

「意味」とは見出すもの。

幸運なことに、社会人になりたての頃から、組織のトップを間近で拝見する機会に恵まれてきました。

ビジネスでは、Low hanging fruit(簡単に成果がでるもの)はそんなに多くありません。特に組織の中でポジションが高い人ほど、担当する職務範囲は広がり、責任を持つ目標値は高くなり、そしてそれは当然自分のビジネス上のゴールに対する達成の難易度が高まることを意味します。 続きを読む «「意味」とは見出すもの。»

成長の痛みから逃げない。

今、実家に帰っているのですが、小さかった頃を思い出します。

両親が小柄だったので、息子はせめて平均身長以上にさせたい!と願う母親に、毎日毎日牛乳を飲まされたことを思い出します・・・

そのおかげか小柄だった小学生が、中学で毎年10cmずつ身長が伸びて、高校入学時には170cmを超え、まー人並みに。実際は何が原因かは分かりませんが、母親には感謝しています(笑) 続きを読む «成長の痛みから逃げない。»

イチローに学ぶ、自分という人間を作っていくこと。

以前、イチローと浅田真央の短い対談をYouTubeで見かけて、イチロー凄いなと思ったことがあります。

浅田:野球をやってて良かったなぁ、と思える時はどんな時ですか?

イチロー:野球というのは、スポーツとして、というよりも、自分という人間を作っていく上での手段の一つでもあったりするので、野球の中で、人間として何かを得られたという実感がたくさんあって、そういう瞬間にやっててよかったなぁというふうに思いますね。 続きを読む «イチローに学ぶ、自分という人間を作っていくこと。»

アゲルアゲル君にならないように気をつける。

いやー、久しぶりにやってしまいました。

ちょっと具体例はあげられないのですが、日頃お世話になっている人たちから頼まれたことがあったので、全力でお手伝いした結果、やり過ぎました・・・

「いや、そこまでやられるとちょっと申し訳なさすぎ・・・」みたいな先方の顔色を何となく感じつつも、軽やかに無視し続けてしまい、あまりにも全力過ぎたことで、結局ものすごく気を遣わせてしまうことに。 続きを読む «アゲルアゲル君にならないように気をつける。»

10,000時間の練習が必要という話で忘れがちなこと。

Facebookで流れてきたこの記事を読んで再確認したことを少しばかり書きます。

無名女性が、電子出版界の寵児になったワケ | 米国製リーダーの実像 | 東洋経済オンライン

記事の内容自体は、出版社に見向きもされなかったアマンダ・ホッキングという一般女性が、Amazonなどの自費出版プラットフォームを活用して、書きためていた小説がミリオンセラーとして大ヒットする、というシンデレラストーリー。

けれど、誰でも簡単に電子出版で成功できるか?というと、記事の最後に彼女のコメントがあります。 続きを読む «10,000時間の練習が必要という話で忘れがちなこと。»